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cbniv2009/08/21

8月20日  僕は、輸入食品を取り扱っているカルディというお店が好きで、よく利用している。この日はグリーンカレー(具なし)を買い、ナスとひき肉とタケノコを入れて食べた。あと桃を買って食べた。
欲しかった機材を安く購入したので試すのが楽しみである。僕にとって、気付きや触発はあらゆるものから、なのである。  

8月21日  スタジオに入った。駅前にて、行商人風な2人組が桃を売っていた。警察に注意されながらもタフに営業を続けていたのでせっかくなので買って帰った。7つ。数字に意味はない。6つ買おうとしたら1つおまけしてくれたのだ。
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相変わらず美味しんぼを読んでいる。本日は24巻。「カレー勝負」の中から気に入った台詞を箇条書きにしよう、そして日常的に使おう。

•極辛カレーで顔を洗って性根をすえてかかってこい!
•負けたらカレー南蛮にしてやるぞ!
•「インドにカレーパンあります?」、『あるわけないでしょ』、「やったあ!日本チャチャチャッ!」
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気付きや触発、驚きと喜びに満ちた漫画である。終わらないバブル、終わらない欲望、料理だけが二人のコミュニケーションツール、日本チャチャチャッ。

(といっても最近の原作ではようやく不景気が到来し、あの親子も和解をしたわけです。)
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いまは、Echo & The Bunnymenの「Crocodiles」というアルバムを聴いている。このアルバムとは僕が19歳くらいのころに出会い、いまだに聴く一枚である。そのころの僕は洋楽ではThe SmithsやThe Cure、Joy Division、Bauhaus、The Police、XTC、、、、などの世に言うポストパンクやニューウェイブ(あまりカテゴライズの話をするのも野暮だけれど参考までに)を気に入って聴いていたので、初期の我々のデモ音源にはその影響が色濃く出ていると思います。
スミスやキュアーに関してはあまりに思い入れが強いので、そのうち好きなアルバムのことなども書くかもしれません。
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小林祐介

four2009/08/19

8月19日  右手の中指と薬指の皮膚が悲惨なことになったので、午前中は近所の皮膚科へ。ひっそりとした住宅街の中に普通の一軒家然としてそれはあった。一時間待ち、とのことで図書館へ行った。夏休み中であろう子供達や、時間を持て余している大人達(僕を含め)は、皆思い思いに本を選び、それぞれのペースでそれを楽しんでいた。
僕は図書館のカードを部屋に忘れてしまったので、いろいろな雑誌をパラパラとめくりながら時間が過ぎるのを待っていた。そこで何となく気になったのは、何らかの理由で人為的に切り取られたであろうページ達の存在である。
壁の張り紙によると、どうやらそういった被害に加えて、雑誌そのものを持って帰るような不届きものも存在するようである。迷惑千万とはまさにこのこと、図々しすぎる。

いざ皮膚科へいき、魔女風な中年の女性に診察していただいた。後、薬を買いに薬局へ向かうと、営業時間までは少し間があるようでシャッターが閉まっていた。
そこで偶然tacicaの猪狩くんに会い、少しだけ話をした。最近のお互いのことを主に。

薬局が開くまで時間を潰そうと、馴染みのお豆腐屋さんで手作り豆乳ドーナッツを、スーパーでバナナ豆乳を買い、どこか公園ででも食らおうと街を徘徊した。その結果、誰もいないコインランドリーの具合が何ともよろしかったので、そこでブツを食らった。

時間も胃袋も頃合いになりつつ薬局へ行き、店員さんの丁寧な接客に心が暖かくなった。

昼過ぎから高松くんとケンゴくんが我が家へ来、作曲をした。5、6時間ほど粘りそれなりの成果をあげた。

これから夕食の買い出しに行く。
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さあ、フィクションorノーフィクション。
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the dead 60sを聴いている。desert sunという曲。

小林祐介

ナポリタンxxx2009/08/18

8月15日  休みを利用して実家へ帰った。家族全員が揃うのはいつぶりだろうか。

8月16日  母方の実家へお墓参りに行ってきた。僕だけは顔を出すのがだいたい9年ぶりだったので緊張してしまったが、行ってよかった。

自然の中で犬を散歩させたり、小さな従姉妹たちと遊んだり、高校野球を観たり、すいかを食べたり、縁側に座布団を敷いて昼寝をしたりした。

夜、実家で父親とプログレを聴きながら、いろいろと話をした。yesのclose to the edgeというアルバム。かつて聴いた時よりビリビリした。ファーストインプレッションが全てでは、ない。

8月17日  東京へモドリ。部屋の鍵を実家に忘れてしまい、手ぶらでバンド練習へ。そのほか、いろいろと注意力散漫で阿呆な一日であった。「刺されるぞ!?」
近所のレンタルビデオショップが閉店するという話を聞き、少し寂しかった。

8月18日  友人と会い、食事の後思いつきでスタジオに入る。楽しかった。音楽を聴くこと、演奏すること、それらが例え日常的であったとしても、「音楽の身近さ」というものは意外と感じていなかったりするのだな、と帰り道で思った。今日のようなさりげなさの中に、僕は僕にとっての音楽の身近さを感じた。さりげなさと軽率さを履き違える心にはなりたくないな。

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木村カエラさんのHOCUS POCUSというアルバムのButterfly という曲が良かったです。

小林祐介

小さな恋のメロディ2009/08/15

こんばんは。いま「小さな恋のメロディ」を観ています。僕はいったい何度この映画を観たのだろうか。
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これからは最近自分が聴いている音楽や、読んだ本、観た映画のことを書こうと、なんとなく思った。そういう行為は自分の趣味や知識をひけらかしているようで、僕自身がすることに対しては少し抵抗があったのだけれど、そうでもないのかな、と考えたからだ。

僕は自分が影響を受けた人物が聴く音楽、読む本、観る映画などにとても興味があった。そしてそれを知り、実際に出会った時、自分の中に新しい風が吹き込むような清々しい気持ちを感じ、わくわくしたものだ。

何にせよ、これまで接点のなかった物事との出会い(それが直接的にしろ間接的にしろ)や、それにまつわる気持ちは尊いと僕は思う。だからそういうことをささやかに、つつましく書こうと思う。

気楽に楽しんでください。
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小さな恋のメロディという映画を観たことがないなら早く観た方がいいぜ。
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新しい曲を作っている。音楽としての自分。

小林祐介

水の中で目をあけた時に見えるアノ2009/08/11

寝苦しい夜が続いていますね。我が家のファッキンエアコンは冷房機能の一番弱いモードにしたところで所詮メカはメカ、僕の体感温度や気持ちを理解してはくれません。その加減を知らないパンキッシュな自称「微風」を夜な夜な浴び続け、僕は体調を崩しそうです。扇風機カワナ。
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いい歳をして未だに「大人がどうのこうの」と言ったりしている。

と他人に指摘されることがありますが、もし僕が「歳をとったことなどない」としたらどうであろうか。
固定概念は僕の周りで(中ではない)どんどんほどけていく、そして泡のように流れていく。

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「許すことのできる寛い心」を身につける前に何が「罪」かを感じるべきなのではないだろうか。透明な罪を許すことが出来るようになってしまったら、それは感性の放棄に等しいのではないか、となんとなく思ったからだ。テリブルテリブル。
「あいつらは自分の血が赤いということも知らない。」というような言葉を思い出した。
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美味しんぼ19巻「食は三代?」を読みながらお送りいたしました。

小林祐介

iii2009/08/07

先日友人とバッティングセンターへ行った。おそらく小学生以来である。

とても楽しかったし、雑念が払われるような清々しさが味わえるので、これからは定期的にバットを振りに行こうかと思っている。

印象に残ったのは、30代くらいの男性が1人でふらっと現れて1プレイ(200円で20球)だけして、ささっと帰って行く様であった。特にバッティングが巧いわけではなかったし、あまり打てないことを本人も気にしてはいないようだった。しかし、バットは威勢よく振っていた。

夏である、いま振れ。
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いまは曲を書いている。言葉はまだうまく口から出てこない。
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小林祐介

8月2009/08/03

7月31日 ジャパンフェスにてライブ。
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観に来てくれた方へ、どうもありがとう。
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なんだか一日が慌ただしく過ぎてしまい楽しめなかった、もったいないことをしたな。心がだらしなく弛むのは嫌だけれど、少しの余裕は持っていたい。
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8月1日 友人と「サマーウォーズ」を観に行った。紆余曲折を経て東武練馬の映画館をチョイス。おかしな日でした。
夜はレンタルした「愛のむきだし」を観た。以前から「おまえは絶対観た方がいい」と周りに言われていたけれど、予告を観たせいで勝手なイメージが先行してしまい、結局勇気が出ずに映画館へは行けなかった。しかし、映画館で観れば良かった。言葉ではうまく言い表せないけれど、感動して夜中に嗚咽が止まらなかった。

8月2日 恋人とエヴァンゲリオン「破」を観に行った。僕は二回目だったので、当たり前だけれど、やはり慣れてしまっていた。どんな刺激も二回目からは慣れている。だから「初めて」が大切なんだ。子供は「初めて」のことばかりである。そしてその体験に伴う心を蔑ろにする人の多いことよ。吐き気がします。彼らも子供だったという事実は、いつも僕を困惑させます。心なんですよ。

何度観ても涙を流してしまう映画の場面、言葉、それは僕の中で普遍的に在り続けるであろう部分を、普遍的に揺さぶる物事である。そして、我々はこれからもあらゆる物事に慣れ続けて行く。「小さな恋のメロディ」を借りに行ったけれどなかった。

8月3日 スタジオに入る。驚きと喜びをもって。
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大人達が、僕のことを、僕の音楽のことを記事にする際に、彼らは何を考えているのだろうか。出来上がったものに触れる度に、そこへの軽蔑の想いが現れてしまう。

小林祐介

cn2009/07/30

暑いですね。

周りのフジロックに行った人や、どこかへ旅行した人などの話を聞くと、自分はしばらく(バンド活動を除くと)遠くへ何かをしに行っていないことに気付いた。この夏はどこかへ行こうかな。
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amazonで買ったCDがようやく届いた。わくわくする。データとしての音楽も便利なので利用するけれど、僕はやはりCDが好きだ。ipodで音楽を聴くと、その手軽さからか、聴いている曲への自分の気持ちまでも軽くなっているように感じてしまうことがある。その証拠に、1曲が終わる前に次々に曲を変えてしまうこともある。雑な聴き方。物事のリズムや余韻、間、を感じることを放棄してしまうような、味気なさ。自分と、音楽の繋がりの中で(音楽は含まれない)起こる出来事、態度である。ただ自分は合理に浮き足立っているだけだ。足下をじっと見る。
どんな形であれ、音楽に罪が在ったことなんてない。
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新しい曲を聴いている。

小林祐介

lml2009/07/26

24日、Club Queでのライブを終えた。
ライブを観に来てくれた方へ、どうもありがとう。
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小林祐介

???2009/07/24

宇都宮、高崎でのライブを終えた。
観に来てくれた方へ、どうもありがとう。
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Qomolangma Tomatoとのツアーも我々はここまで、彼らは引き続き最高のステージを全国で見せつけてくれるでしょう。触発と気付きに満ちた、とても充実したツアーでした、ありがとう、チョモ。
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今日は下北沢Club Queでライブ。
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高校時代、共にバスケットボールで汗を流した友人が結婚するようで、とても感慨深くなっている。
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いま僕の目の前に、家業を継ぐかどうか、という問題が立ちはだかっている。江戸時代から続く老舗旅館である。
漫画を書くのもいいが、少しは家のことも考えてくれ、というプレッシャーを日々感じているのである。
それでも僕は、漫画家になりたいんだ。
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先日、髪を切った。男は黙って角刈り。メンバー、スタッフからの反応が良くて何よりだ。
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書いてあることをそのまま鵜呑みになんて、しないでくれよな。

ケンゴ•マツモト
                                                                                                                                                                    
                                                                                                                                                                     

小林祐介                                                

美に2009/07/19

水戸でのライブを終えた。
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ライブを観てくれた方へ、どうもありがとう。
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今日は宇都宮でライブ。

小林祐介

短くて儚いのが切なくて綺麗だという思いこみが全てを神聖にしようとする2009/07/17

こんばんは。sleepy.abを聴きながら夜の続きです。
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7/24のライブはいつもより長く演奏する。1時間くらいだから、およそいつもの2倍の尺である。こういう日にしか演奏する機会のない曲もやろうかと考えているのでお楽しみに。僕は何を歌いたいだろうか、皆さんは何を聴きたいだろうか。
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そういうのは実際のやりとりとして探り合うのではなく、対象の存在や、(あたりまえだけれど)そこに想いが在るということを知っている「事実」だけが大事なんじゃないかな。目に見えず、耳に聞こえないような中にさえ存在する確かさが、心の交流であることを僕は信じる。
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感じることより、考えることにかまけながら感じている振りをして物事に触れる人。そういう態度は在って当然だけれど、そういう人のそういう態度で触れた出来事の物語は得てして軽率で退屈だ。しかし、自分の立っている場所を知っている人による、思考の末に洗練された確信的なフォルムは知的でクール。僕はそれに憧れたりもする。そういう粋な「大人の仕事」に触れるとわくわくするものだ。

出来事はいつだってフラットだ。優劣もなければ罪もない。言葉は出来事に対する我々の触手であり、美しく構築された罠であり、欠陥だらけの宝であり、祈りのようでもある。
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もやもやしているから、わざわざこんなことを人に見られることを前提に書いたのでしょう。何がしたいのか。

小林祐介

ii2009/07/15

12日、埼玉でのライブを終えた。久しぶりにおとぎ話と共演できて嬉しかったな。これまでもありま君にはMCでいじられたことがあったけれど、彼はステージ上でのあらゆる際どい物事を無礼講にさせてしまう愛くるしさがあるように思える。
チョモは相変わらず最高のステージだった。ライブ後、石井くんに声をほめられて嬉しかった。僕も彼の声が好きだからだ。まっすぐな目をした人と話すと、勇気が出る。
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ライブを観に来てくれた方へ、どうもありがとう。
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今日もずいぶんと暑かった。冬生まれの僕は暑いのが苦手である。
昔から夏はあまり好きではない、いかんせんそれは暑いからではない。
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ここ1ヶ月ほど、毎朝気付くと床で寝ている。
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小林祐介

「November Spawned A Monster」2009/07/11

11月にワンマン公演を行います。東京、名古屋、大阪の3本です。お楽しみに。
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近所のスーパーマーケットでヨーグルトとクッキーを買った。レジで母親の会計が終わるのを待っている子供と目が合って、吸い込まれそうだった。
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料理を作ることがとても楽しい。今日はキャベツ、トマト、ジャガイモ、エノキと豚肉でスープを作った。
先日はグラタンを作った。大した出来ではないけれど、こうしたささやかな営みは僕を落ち着かせる。目下の目標はとろとろのオムレツを作ることである。
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僕の食に関する知識の9割は美味しんぼから得たものである。クッキングパパや、ミスター味っこ、中華一番、将太の寿司、なども読んできたけれど、ここまで僕の生活に寄り添ったのは美味しんぼだけである。今夜は3巻を読んで寝ます、おやすみなさい。

小林祐介

orn2009/07/08

6/30、7/4の東京でのライブを終えた。
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ライブを観に来てくれた方へ 、どうもありがとう。
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いま新しい楽曲を作っている。
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先日、友人とエヴァンゲリオン破を観に行った。ぼろぼろ泣いてしまった。映画を観て、音楽を聴いて、本を読んで、肌や言葉に触れて、胸が熱くなるということ、嗚咽にも似た、溢れてしまいそうな感覚、そういうものに出会えるというのは本当に尊い出来事だな。
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小林祐介

mdhn2009/07/01

岡山、広島、大阪、名古屋を経て、昨日は東京、これで6月のライブを終えた。今日から7月じゃないか、皆さんは信じられるだろうか。
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ライブを観に来てくれた方へ、どうもありがとう。
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今日はスタジオに入り、作曲活動。自分の中にあるものを、自分の解釈だけで解決せずに、ただ音楽としての在り方に導かれて。(これは受身なのではなく、とても能動的なことだと思うのです。)
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昨日、ケンゴ君と二人でとあるお寺の敷地内にある公園でブランコに乗ってみた。すごくよかった。

ケンゴは加速していく、どんどんどんどんケンゴのスピードは増していく、もうダメだ、誰もケンゴ(ROCK)を止めることは出来ない。
KENGO GOES ON!
KENGO GOES ON!!

ケンゴは飛んだ、高らかと空へ。

ケンゴはブランコの周辺を囲む鉄の囲いにスネを強打し、悶えた。

「オレァ、昔はもっと高く飛べたんだ、いまだって飛べるって思ってたんだ、昔はもっと。」

初期衝動のまま、センチメンタルさを抱えて突っ走る、ケンゴはあの時(初期パンク)のままだ。ただ、ケンゴは歳をとっただけだ。身体的な衰えを感じながらも、ケンゴはスピードを落とそうとは思わない、なぜならケンゴは止まったら死ぬだけだからだ、サメやマグロと同じである。ケンゴはスピードそのものなのである。

夜の公園はひっそりと、しかし何かの大きな予感に満ちていた。
俺たちの夏が始まろうとしている。

(健吾伝より抜粋)
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TEMPLE STONE / GHOST
というCDを先日購入し、いま聴いています。寺院や教会でのライブ音源を集めたもののようだ。甘美さと退屈をいったりきたりしている、むしろ共存?パラレル?
聴く環境や気持ちを選ぶCDのようだ。
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久しぶりに去年の夏に壊れ(悪夢)、予備のギターとなっていたジャズマスターを弾いた。すごくいい音がした、きっと音を出したかったのだろう、これからはメンテナンスをしてまめに弾いていこうと思う。

小林祐介

feh2009/06/22

松本、仙台、盛岡でのライブを終え、いま(AM5:10)東京へ帰ってきました。とはいっても今日の13時に再び出発なので、すぐにでも寝たいのですが、馬鹿だな、天気も悪いのに洗濯をしています。
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ライブを観に来てくれた方へ、どうもありがとう。
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ようやく嫌な夢を見続けるループから抜け出したようだ。が、やはり気が進まない。幼いころから見続けているいくつかの夢、これはフロイト先生から言わせればどういったものなのでしょうか。
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おやすみなさい。

小林祐介

zuuu2009/06/15

6月13日  横浜F.A.D.にてライブ。観に来てくれた方へ、どうもありがとう。a flood of circleとはこれから何箇所かツアーをまわるので楽しみである。
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自分以外の誰もが共通して見、聞き、触れ、感じているであろう物事を仮に「現実」と呼ぶのならば、それ以外の「非現実」という出来事がまるで一枚の透明なフィルムのような形で、何らかの理由で「現実」にぴったりと重なる、というようなことが起きた。「自分自身による経験」という意味では夢も現実も同じであるが、それははっきりとした一枚の皮膜によって、とても親密かつ密接ながら確実な断絶がある。しかし、その膜が何らかの理由で破れ、僕はとても混乱してしまった。むしろ自分の身にこういったSF(少し不思議)的な出来事が起こるとは思わなかったので若干ひいているのである。
それでもステージでの自分の態度を嘘で散らかさなかったことは知っておこうと思う。
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6月14日  ずいぶん鬱陶しかったので髪を切った。僕はムシャクシャした際に自分で髪を切ってしまう癖があった、が、結果的に美容室へ行ったほうが自分の美意識を裏切らないで済むという事実に気付いてからは、そのムシャクシャをボクシングにあて、バランスを保っているのである。ボクシングと言えばそろそろプロのライセンスをとる時期であろう、とジムのトレーナーは言う。本業は音楽ではあるが、プロボクサーとして4回戦から始めるのも悪くないな、と思う。でも味噌汁つかない。

後、掃除機を買った。ホコリ、チリ、逃がさへん。誇り、散り、~苦さ編~。
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ボクシングのくだりは勿論皆さん御承知の通り、事実無根の偽りである。風説の流布バイマイセルフよろしく、方向性を欠いたイメージ付けを行っているのである。その辺のメディアも同じだったりもする。

さぁ「  。」
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小林祐介

思うことの多さとやることの多さに飲まれていることにして、無用心さにつけ込まれないために。2009/06/13

本日13日は横浜FADにて演奏いたします。2マンなので長めに。
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僕は、体調や精神のバランスを崩したときに昔から何種類かの同じ夢を見続けている。どちらかというと嫌な類のものだ。最近、それが再発した、というかたまたま2,3夜続けざまに見てしまったせいで、寝るのにも憂鬱で気が進まない。仕方がないので本でも読もうとするといろいろとアイデアが浮かんでしまい、結局うだうだしている。(無論いまも。)

真夜中は、これまでも自分にとって何かを作るうえで最も勘が冴え渡る時間だった。太陽を見ることのない時間。本来ひとが眠りにつく時間。

小林祐介

それより前にあるものは2009/06/12

6月8日 京都磔磔にてライブ。老舗のライブハウスのようで、とてもよい空間だった。数々の先人たちが演じてきたステージ、そこで濁りの無い気持ちを持ち続けることが出来た。なんだかステージから力をもらったような気がした。

6月9日 金沢VanvanV4にてライブ。約1年ぶりの金沢。京都同様、たくさんの人が待っていてくれたことが嬉しかった。お金を、時間を割いて僕らのステージを観に来てくれる人がいる。本当にありがたい事だ。

6月10日 東京へモドリ。スケジュール帳を使用することを決意。

6月11日 UKPにて打ち合わせ。 
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あくまで社会の中においては音楽(に限ったことではないが)は合理と引き換えにその尊厳を(人々の中での)失っているように思える。
アーティストはそれぞれの美学や誇り、想いを込めて作品をつくる。ジャケット、曲順や、曲間のそのコンマ何秒まで神経を注いだりする。しかし、そうして出来上がった作品は、インターネット上で1曲100円、200円程度で買うことが出来る。どんな形であれ、聴かれないよりはマシではあるが、アーティストとしての尊厳、そしてその作品の「あるべき姿」はどこへ行ったのだろうか。レコード、CDを経て、音楽はいま物質的な実在を、その尊厳と共に失いつつある。
いまの世の中、音楽の聴き方が雑だとよく感じる。それはタダ同然で扱われることもある、ただ消費され、ただ通り過ぎていくこともある。
現代の人々の中での音楽の在り方を否定する気はない。ただ、想像力や手を伸ばす労力を必要としない世の中に漫然と浸りきって、消費することだけにかまけていると、ふぬけになりますよ、と思う。脳みそふやけますよ、と。
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そういう物事がある一方、僕は音楽を通じて、豊かな心や、気付き、仲間やお客さんとの心の交流があること、そしてその尊さを感じています。いま、そういった心ある出来事に目を向けていられることが、僕は何より幸福なのです。

小林祐介