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夜に目が覚めると2010/11/21

10/11/15
忘れた。

10/11/16
忘れた。

10/11/17
恵比寿リキッドで「November Spawned A Monster」
帰り道、次は何をしようかを考えていた。

10/11/18
忘れた。

10/11/19
スタジオに入る。高松くんの誕生日。

10/11/20
青山真治の本を買った。赤いベリーのタルトを買った。甘くて酸っぱかった。ピザを食べた。

10/11/21
仮面ライダーオーズ/OOOを観て、築地へ行った。
STAnの新譜「STAn」を聴いている。最高にかっこいい。
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小林祐介

呼び出す2010/11/14

10/11/13
名古屋で「November Spawned A Monster」
白い砂丘が見えたよほんとだよ。(anomeno)
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SHIGEMORIのみなさんが観に来てくれた。サウンドにまつわる話を聞くと、彼らにはハッキリした思想と哲学があり、そこから生まれた製品は実感を伴う形で僕を刺激する。だから言葉に説得力がある。

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我々のサウンドの要、SHIGEMORI。右の緑のペダルはマイティーストーンというディストーション。名機。

10/11/14

テレフォンズ石毛くんのソロを聴いている。いかした職人だなと思う。音楽的な繋がりというわけではなく、XTCのアンディ・パートリッジのことを想った。彼も最高のポップ職人だった。
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XTCといえば、「Black Sea」というアルバムが好きだな。

小林祐介

鬼の死体を2010/11/12

10/11/11
ヤ○ザの組長だという男性からたいやきを貰った。夜は鶏肉とトマトを使ってカレーを作った。
後、スタジオに入った。

10/11/12
スタジオに入る。後、渋谷へ行き、吉祥寺へ行き、帰宅。
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色、光、音、すべてが振動であるということは、自身の感性をふるわせることによって色にも光にも音にもなれるということだと、とある写真家の文章に触れて思った。共鳴、共振という言葉がある。意志の有無にかかわらず、誰のためでもなく、事象としての「ふるえ」をわかちあうということ。流動しようのないリアルがそこにはあるはずだ。

小林祐介

コE2010/11/11

10/11/08
スタジオに入った。ここ1ヶ月ほど、左手の指をよくつる。「仲間だ、シンイチ」と僕に語りかけてくる。

10/11/09
ゴダールの映画を借りて観た。昔、図書館で観ながら寝てしまった映画。

10/11/10
森田童子などを聴いて過ごす。
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ただ毎日「美味しんぼ」を読んでも、僕が「美味しんぼ」に出演出来る可能性はほぼ0に等しい。
これからは熱狂的に、アディクティブに働きかけてみよう、料理で。北大路魯山人についても勉強しなければ。

小林祐介

光がなくなるぜ2010/11/08

「進路に悩んでいる雫をノーベンバーズのリキッドワンマンに誘ったんだ。」

天沢聖司

天使図鑑/休業中2010/11/08

10/11/04
スタジオに入った。

10/11/05
大阪でギグ。車内でケンゴくんに借りたカラックスの本を読んだ。

10/11/06
車の中でたくさん夢を見た。19時ごろ東京へ着いた。

10/11/07
穏やかな一日。映画を観たり本を読んだりグレッチを弾いたりして過ごした。古本屋でたまたま手に取った音楽雑誌が、アドアを発表した頃のスマパンが表紙の物だった。購入して読んだ。

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「それ」は少年と少女のもとへ戻っただろうか。あるいは少年性、少女性によって触れ得る(感じ得る)ものへ戻っただろうか。いま現在のことについて言うなら、僕にはそうは思えない。再び失われたのか、奪われたのか。君が完璧な大人になったのよ、という声が聞こえたけれど「おかまいなく」と返しておいた。
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全体像をはっきりさせ、僕が僕のやり方で到達するということ。

小林祐介

濾す2010/11/04

10/11/01

新代田でギグ。よしき君の誕生日を祝った。幕が降りた瞬間のウケを期待していたけれど、お客さんはみなじーっと観ていた。後悔は一切ないが、中途半端なシュールさを反省した。いっそマーク•ガードナーの物まねでもすればよかったのか。いや、いっそカラオケにすればよかったか…

10/11/02

スタジオに入る。

10/11/03

「shimokita round up3」に出演。ライブを終えて外に出たら真っ青な空だった。
後、ERAへタバコジュースを観に行った。とても楽しかった。夜、リンゴのパフェを食べて凍えた。

小林祐介

この場所には2010/10/31

10/10/31

明日は新代田で「November Spawned A Monster」11月の訪れはおまけのようなもの。何も特別ではない。サナギの中のメリーゴーラウンドで待っているよ。感性の皮膜の中で、君は自分と2人になればいいと思う。他人とは、いつでも一緒にいられるだろうから。
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小林祐介

鬼 外出中2010/10/30

10/10/29

新潟でART-SCHOOLとギグ。楽屋で疲労困憊している木下さんを見て、胸が熱くなった。
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いつも思うことでありいつも書いていますが、このツアーで共演出来てとても光栄でした、またどこかで。
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10/10/30

新潟から朝帰り。午前4時半くらいに寝た。
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あいにくの雨の中、街はハロウィンにまつわる催しで賑わっている。変装した子供達と子供でない人達。
詳しいことはよくわからないが、ハロウィンというのは、おばけなどに変装した子供達が街を練り歩き、「トリック•オア•トリート」というかけ声のもと家々のドアを叩きまくりお菓子を貰うというイベントなはず。

私の故郷にもそういったものがあり、名を「ボージボ」という。農作物の豊作を願う(祝うだったかな)行事。

普段着の子供達が夜の街を練り歩き、そして「ボージボアタレーサンカクバタケニソバータレー」というかけ声のもと、家々の玄関先をわらで頑丈に編んだバットのようなもので叩きまくり、お金をせびるというクレイジーなイベント。
かけ声やわらバットの形式は様々であるが、中にはより沢山の褒美を貰おうと大人に媚を売る文句を付け足す悪ガキ共もいた。「ココノカーチャン、イイカーチャン、ココノトーチャン、イイトーチャン」
私も子供ながらナンジャソリャと感じていた。

「ごくろうさま」と気前よくお金をくれる家もあるが、当然、居留守を使う家もあった。そんな家に怒った子供が石を投げて窓ガラスを割ったという事件が起きたような記憶がある。ちなみに私の兄は激しくわらバットを振り回したせいで過って花壇の鉢を叩き割った。

同じ県の出身の方でもボージボなんて知らない、という人は多かったので(高松くんは知らなかった)、もしかしたらものすごくローカルなものだったのかもしれない。
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子供の頃よく観ていたスヌーピーの、「ライナスとカボチャ大王」という話を思い出す。チャーリー•ブラウンだけ、お菓子ではなく石ころを貰い続けるという差別的なエピソードと、ライナスが寒さに震えながらカボチャ畑で息を潜めている場面をよく覚えている。

信じる心、愛する心が、同じ精神、同じ身体の中において、それだけでは成立しなくなることが、大人になることかもしれない。2回目からは慣れている。生き、そして全てに慣れ続けていくということ。

小林祐介

雨のO-EAST2010/10/29

10/10/28

O-EASTでのソロを終えて帰宅。サポートのレビー純平さんに感謝。

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1.melt
2.無題
3.無題
4.無題
5.無題

立って演奏することを試みたけれど、即興面、機材の操作面において、全て裏目に出てしまった。が、それをいい意味で楽しめたのでよかった、あそこまでギリギリの行き当たりばったり感は、狙ったら味わえないように思える。即興で歌を歌うにあたって、間や技術、そして何より表現する瞬発力を鍛えたいと思った。

これからも、ソロというフットワークの軽さを活かし、いろんなところで演奏してみたいな。屋形船とか。
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小谷さんが素晴らしかった。好きな曲がたくさん聴けて嬉しかった。
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明日はART-SCHOOLと新潟でギグ。昨日、深夜にファクトリーでART-SCHOOLが出ていた。木下さんの声のかすれ方がとても色っぽかった。
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ご報告。

THE NOVEMBERS WEB STORE がオープン致しました。
その記念に、通販限定商品をいくつか用意いたしましたので
是非お買い求め下さい。
数に限りがある商品もありますので、お早めにご利用下さい。

とのこと、詳しくはホームページのNEWSで。

ベリーグッド•ケンゴライター。

「ハイウェイに乗って西へ!湖へ!古代の湖へ! 蛇の長さは7マイル!」
そんな歌が聴こえてくるでしょう。

小林祐介

Everything In Between2010/10/27

10/10/27

No Ageの新譜「Everything In Between」を、ここを読んでいる方で聴いた方はいるだろうか。おすすめ、血がたぎるよ。「Weirdo Rippers 」「Nouns」というアルバムを過去に出していてどちらも素敵。
No Ageのドラマーは何故かCLISMS時の前越さんを思い出させる。

あと最近よかったのは「Swanlights」Antony & The Johnsons
タイトルもいい。アントニーの音楽は初めて聴いたときからtobirdの世界観と通ずるところがあるように感じていた、なんだろうこの感じは。今年の2月あたりに来日したけれど、チケットがとれなかった。とても行きたかったからとても悲しかった。
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今日はこれからスタジオ。こまめにブログを書くことを心掛けている。私の伝記が発表されるであろう後世に備えて。

小林祐介

ささやく冗談でいつも2010/10/26

10/10/26

ソロに向けてスタジオに入る。
夜、昆虫キッズ高橋くんから「渚はポカリスエットのCMじゃねえ、たしか、ポッキーだ」
といったメールが届いた。あんな青いCMがポッキーなはずなかろうもんと思いながら帰宅し、
「渚  スピッツ  CM」で検索をしてみた。

Wikipediaによると、

江崎グリコ「ポッキー恋物語」CMソング。

とある。

なんてことだ、世界は誰かの手によって過去が作り替えられている。

小林祐介

霧の中で会う2010/10/26

10/10/24

近いうちにテレビを買い替えようと思っていたので、ふらりと近所の家電量販店へいった。
自分は地デジや、エコポイントなどの意味や仕組みを全くしらなかったので、店員さんに教えてもらった。
ついでにメーカーごとの製品の特徴や長所、短所などの説明を受けたが、納得できる説明を受けられずイライラしてしまった。イライラしたのでつい買ってしまった。在庫が無いので後日届くとのこト、れぐざ。

夜、スピッツがテレビに出ていた。小学生の頃に自分の小遣いで「渚」というシングル盤を買った時のことを思い出した。当時ポカリスエットのCMに使われていた。

10/10/25

ゲネプロを行う。11月のワンマンにむけて。名前と、死についてよく考える。僕に名前がつくまで、僕は小林祐介ではなかったのだ。そして僕は絶対に死ぬ。絶対に死に、そこで生という営みを終える。君も死ぬ。絶対に死ぬ。だから、人に「死ね」「くたばれ」とか言う場面を見かけたり、実際に自分が言われたら嫌な気持ちになったりもするけれど、みんな死ぬからなぁ、と思い「そのうちね」と返したりする。

小学生の頃、脳に障害のある下級生の男の子がいて、彼はよくからかわれたりしていた。何をされても大抵のことは気付いてすらいないように無視したり、ごまかしたりしていた。しかし「死ね」と言われると大声を上げて泣き、「嫌い」と言われると顔を真っ赤にして「好きって言え」と叫んでいた。

小林祐介

sire/”’_2010/10/23

10/10/23

夜中、仙台から帰宅しながら機材車でミッシェルやRide、blgtzなどを聴く。僕にとって大事な音楽達。夜中に高速を走りながら音楽を聴くのは好きだな。ヨシキくんが流していた洋楽がかっこよかった。

朝帰り、昼にスタジオに入った。昨日まで14歳くらいだった気持ちだよ僕は今日も。

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コナン君からメール、「事件解決なう」そういうのツイッターでやってよ。

小林祐介

時計はバラバラ2010/10/22

10/10/21

昼に起きて、なめこのみそ汁とコーンポタージュとゴマのクッキーというアナーキーな食事をし、ソロの曲を練習した。
夕方に機材を事務所に運んだ。

久しぶりに「ドラえもん のび太と夢幻三剣士」を借りて観た。スネ夫の「他人に夢を押し付けるな」という台詞が耳に残った。
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明日は仙台にてギグ。前回、仙台に行った時、友人と喫茶店に入った。何気なく静かそうなお店を選んだら、一番安いコーヒーが一杯1100円という大人のお店だった。味や風味について詳しいことはわからないけれど、お店の方が入念に、丁寧にコーヒーを注いでいる姿を見て、穏やかで贅沢な気持ちになった。

誰かを大切にしたいという気持ちは、その誰かの心に豊かさがもたらされることを、見返り無しに祈れることなのかもしれない。心の豊かさ。
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Asian Dub Foundationを流して、寝よう。

小林祐介

電波2010/10/21

ケンゴの周りはいつもバリサン。いや、バリサンの時はケンゴが側にいるってこと、か。
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最近、自販機での釣り銭が韓国通貨ばかりで戸惑っているあなた、以前どこかで罠にかかったケンゴを助けませんでしたか?
それは、ケンゴのウォン返しです。
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オモシロイコトオモイツイチャッタ、とニヤニヤしながら書いたものの、所詮パイオニアは僕ではなかった、失望した。

小林祐介

melt2010/10/21

10/10/20

スタジオのロビーにて生き急ぎ感満載なビートにクールなギター、そしてベンジーのような声という印象の曲が流れていて、カッコイイ、これは誰カ、とスタッフさんに聞いたところ「Those Dancing Days」というバンドらしい。

さっそく家でyoutubeで聴いてみた。(こういう時、本当に便利だなと思う。)

声が全然ベンジーに聴こえない。スピーカーの位置やら位相によってなのかな、ロビーで聴いていたときの方がかっこよく感じた。

ふむ、なるほど、女性のグループのようだ。急に好きになってしまった。voの娘の髪型が素敵だ。

ちなみに、ロビーでかかっていたのはこのアルバム。

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meltという仮のタイトルをつけた新曲を聴いている。これは28日のソロで演奏する予定。エレキブランという90年代のバンドに、meltという曲があって、その透明な感じが好きだった。
ちなみにこのバンドのvoの方は、初期のdipに在籍していた。きっとものすごくキュアーが好きだったんだろうな。すごく親近感がわいてしまう。同じ理由で、人に教えてもらったPlastic Treeというバンドのvoの方にも勝手に親近感を抱いている。

小林祐介

Roxy Music2010/10/18

10/10/18

どういう流れかは忘れたけれど、スタジオでRoxy Musicの話をした。

僕はRoxy Musicの「Avalon」というアルバムが好きだ。いま聴きながらこれを書いている。まさに80年代の象徴のような音に懐かしさを覚える。19、20歳のころ、そういった類のものを漁るように聴いていたからだ。(80年代そのものを懐かしむ程、幼児期の記憶は残っていない。)

当時の自分の宅録MDなどを聴くと、自分なりの80年代感があまりにピント外れな具合に表されていてかっこよかった。
とにかく自分にとって新しい音楽を聴くことと、曲を作ることに夢中だった時代。ものすごく寂しかった記憶があるけれど、それを紛らわすために下らないことをしなかった自分は正しかったと、宅録を聴きながら思った。

それはさておき、ポロショコラの美味しさに舌鼓をうっている。チョコ好きな方にはおすすめ。僕?そんなにチョコは好きじゃないよ。ポロショコラが美味しすぎるだけ。きみは弱くない、ケンゴが強すぎるだけ。

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タイトル「ヒモに興味ありませんか?」

本文「あなたはヒモ向きの人間です!/中略/…ので、週に2、3回会い…/中略/…少なくとも50万はいけます!」

というメールが来た。センチメンタルな気分になっている自分を、この業者は逆説的に戒めているのでしょう。的外れだけどサンキュー
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ワンマンであの曲をやろうと思っているよ。たぶんライブで聴いたことがある人はほとんどいないんじゃないかな。

小林祐介

恣意inケイ区2010/10/18

10/10/17

今から目を閉じて文章を打ち込んでみようと思います。これが本当のブラインドタッチ改めタッチタイピング。

「きょうはなんっkろなjhっでjsじゃkvbふdsjんさかいdsんfndかうdhこいぎ」

変換しなければと思い、ふと目をあけたところ、すでにこんな状態だったのでやめます。

小林祐介

健吾に憲法は効かない2010/10/17

アナーキー•イン•ザ•ユーケープロジェクト
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10/10/16

真夜中にDrive Like Jehuを聴きながらこれを書いている。今日、近所のドラッグストアで、中学生くらいであろう女の子が何かの化粧品を選んでいた。こういう時に、さらりとお金を渡してしまう自分を想像し、ひとり悦に入っていたところ、奇遇にもレジの順番が僕の前だった。

僕「ここは私が…」

驚く少女

困った顔の店員

化粧品の値段は1200円くらい

僕「ではこれで…」

一万円札をハラリと手渡す自分

印刷された福沢諭吉も「ええ仕事したな自分」と僕にウィンクしている

少女「足りない」

僕「んん?」

少女「全然足りない!」

僕「オット失礼、ではこれにて」

一万円札をハラリ

少女「足りないわ!」

僕は次々に一万円を投下し、手持ちが足りなくなると同時にATMで全財産をおろし、さらにはクレジットカードにて限度額いっぱいにキャッシングをした。

僕「ボクのこんな感じ、どやっ!?」

ぜえぜえと息を切らす僕をよそに、少女は誰かと電話をしながらチョーウケルと言って店を出て行った。学校の指定カバンでは、いまにもこぼれ落ちそうな福沢達がウィンクをしていた。
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なんてことがあったら舌を出しながらメンバーに自慢するんですけどね。

小林祐介