小林祐介
もうすぐ2011/05/29
ddddddd2011/05/28
5月に樹海をぬけて2011/05/26
いま我々はトラックダウン期間中です。もう少しで新しい作品が出来上がります。
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作品の音が、きちんと完成したら改めて報告いたします。この作品が社会と関わって誰かの手元に届くまでは、まだ時間がかかりますが、僕はその日をとても楽しみにしています。
小林祐介
am1:13の手記/クリシェ2011/05/23
「わかってくれない」と嘆く事なんて無い、わかってたまるか。自分のことをわかっているような口をきくやつは相手にしなければいい。わかろうとする人と目をあわせればいい。
僕たちは触れあうことが出来る、混ざり合うことが出来る、重なることが出来る、しかしそれはわかり合うことではない。
誰かと触れあうのは、混ざり合うのは、重なるのはとても勇気が要ることかもしれない、とても傷つくことかもしれない、自分が更新される瞬間かもしれないし、終わる瞬間かもしれない。
わかり合えないことにがっかりするなんて、傲慢な態度だよまったくよ。想像することの出来ないやつの、妄想することしか出来ないやつの態度だよほんとによ。
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いままで疑わなかったことに、何の根拠があったのか。これから信じることに、何の意味があるのか。
自分で選び、自分で全うすることを引き受けないと、いつまで経っても踊らされるだけだ。「わかってくれない」とか言い続けるだけだ。(ただでさえ面倒くさいことが多い世の中ですから、恐らくもっと面倒になります。)
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(僕たちが決してわかり合うことのない世界で)自分のことをわかろうとする人、想像しようとする人を、本当に大切にしたいと心から思う。わかるって何でしょうか、僕はわからないです。いまも想像してるだけです。
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録音された新曲(まだ編集中ですが)を聴きながら、そんなことを考えました。おやすみなさい。僕はまだやることがあるので起きていますが。
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am3:24寝ます。
小林祐介
ソネット2011/05/23
僕の尊敬するblgtz(ビルゲイツ)の作品に、コーラスで参加しました。関われた事をとても光栄に思っています。
以下、blgtzオフィシャルHPより転載。
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「ソネット」(東日本大震災チャリティー・シングル) 発売決定
(収録曲) 1.ソネット
配信限定 / 2011年5月31日(火)発売 / PLAP-0002 / Peel-Apart
配信サイト : iTunes Store [¥200] / ototoy [¥300 (WAV)]
配信手数料を差し引いた売り上げの全額が
日本赤十字社を通して東日本大震災義援金として寄付されます。
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小林祐介
再生の朝2011/05/18
のび太と鉄人兵団の「わたしが不思議」を聴くと、たまらない気持ちになる。
小林祐介
夢を抱かせるということは「自分にも手が届くかもしれない」と思わせる事では、決してないと思う。2011/05/15
レコーディングの日程は折り返し。空き日なのでここ2、3日で歌詞をまとめている。家にいると楽器に触って曲を作ったり、美味しんぼを読んだりしてしまうので、朝早くに出かけて外で作業している。喫茶店で紅茶を頼み、生姜を入れて飲んでいる。ちなみに一週間前から妹がうちに居候している。
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一人で行こうとした水族館はリニューアル工事の為休館だった。明治神宮を散歩した。
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夢を抱かせるということは「自分にも手が届くかもしれない」と思わせる事では、決してないと思う。焦がれる音楽も好きになった人も、僕に直視出来ないくらい眩しい夢を抱かせた。目眩がした。
僕の為に敷居を下げてくれたり、ハンデをくれるような態度は、僕を幻滅させる。夢に「〜の目線に合わせて」なんて全く必要ない。置き去りにした事すら気付かないくらいのスピードでいてよ。夢は夢らしく。
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若いこが自分の作品を僕にくれる時に「クソみたいなものですが」とか「ダメダメな曲ですが」とか、たまに言うんです。それ、やめた方がいいですよ。僕はクソにもダメなものにも興味ないんです。世間的にクソでダメなものでも、僕には宝物のように思えることは確かにあります。しかし自分で自分の作品を卑下しながら人に勧めるなんて失礼だし、みじめすぎます。謙遜なんてジョークだから成立するんでしょう?誰かに馬鹿にされたりなめられたりするのが恐いのでしょうか。確かにそれはおもしろくはないけれど、ステージに立つのならそこは問題じゃないですよ。
とある街に「自信作なんだ」という目をして僕に作品を手渡ししてくれる男の子がいます。そういう人が好きだな、僕は。
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極端な話をすると、夢は明日のことを想う事かもしれない。明日の為の夢。明日が来る保証は誰にもない。見込みがあるだけだ。
小林祐介
llllllllll2011/05/11
小林祐介
ノイズに鳥肌/MIX ROOMより2011/05/10
4人分のベーシックは録り終え、いまは僕がひたすら遊び実験をし続けるような段階です。彼岸の声。世界ってあるものじゃなくて作るものなんだな。
小林祐介
実験中2025/10/01
rec2011/05/07
いま我々はレコーディング中です。順調に進んでいます。
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途中経過をパソコンで聴きながらこれを書いています。無菌状態でなく、去勢されてもいない、目の前で鳴っているかのような音に高揚しています。
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小林祐介
笑顔がみたい2011/05/01
am5:12の手記2011/04/27
深夜、ツイッターに書いたことをブログにまとめてみよう、という試み。
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作業の合間に、美味しんぼ88巻「ラーメン•マトリックス」を読んでいる。
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ラーメンを数学的に分析し、マトリックスを作る話(詳しく知りたい方は本屋さんへ)。音楽や絵画にも、これは通用するのだろうか。
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数学や化学は再現が可能だが、芸術は再現することが出来ない。芸術が化学同様に再現可能な場合「作品AをBというシチュエーションでCさんに体験させると、何度でも感動させられる」ということが証明されなければならないからだ。
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しかし、「作品AをシチュエーションBで体験したCさん」はすでに体験以前のCさんではない。というわけで実験することすら出来ないト。とにかく、どんな刺激にも二回目からは慣れてしまう。初体験は一度きり、人生は初体験だらけ。まあ、つまり芸術に限った話ではなかったわけですね。
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芸術は「まるで魔法のよう」に扱われたりもするけれど、さっきのようなことを考えているうちに、数学や化学の方がよほど魔法のように思えてきます。むしろ、かつて「神に背く行為」として討伐の対象にされていたのが化学や数学だったはず。
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化学者や数学者は散々予想を裏切られ続けた後に、「予想を裏切らない」という事象に辿り着いたト。いま現在、数学を知る者は皆、1+1の解が2であることを「裏切られない予想」として扱わざるをえません。それってすごくないですか。
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新しい朝日がくだらない呟きをやめろと言っています。(きりがよければ寝ろ、とも言っています。)昨日見た朝日と違うように感じるのは、僕が今日の分の僕だからですね。ごきげんよう。
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真夜中の自分へ、芸術とは何だい。
その解は難題です。なんて言いませんよ。
1+1が2なのはもはや予想ですらないぞ、と言われたら
その話はもうよそう、なんて言いませんよ。
小林祐介
jjj2011/04/27
今夜もひたすら作業中。
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小林祐介
ART-SCHOOLが大好きでいつも聴いていた。2011/04/21
何年か前の12月、19歳になってすぐバンドに向けての活動を始めて、翌年の3月にTHE NOVEMBERSを結成しました。僕は冬に生まれ、バンドは春に生まれたんです。
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ということを書いたのは、昔のことを思い出したからです。THE NOVEMBERSを始めてすぐに音楽業界の大人と知り合うようになりました。今でも大事な友人として付き合っている人もいれば、思い出すことも無いような人もいます。いろんな大人が僕たちに期待をしてくれたのにも関わらず、自分の弱さといい加減さと想像力の無さで、その期待を踏みにじっていたんだな、と今になって思います。一切後悔はしていませんが、反省しています。
大人にこんなことを言われたことがありました。
「小林君はART-SCHOOL好きだと言っていたよね、その影響が見てとれるから、そういうの無しにした曲をどんどん作ってきてよ。」
レコード会社の人間は、自分が手掛けるその音楽を、どのように売るかを考え、実行するのが役割です。そういう立場の人間が「商品」あるいは「商品になるであろう素材」として自分の音楽に触れてくるのは当然ですが、それが嫌で嫌でたまらなかったわけです。悲しくて泣いていました。
しかしそれは、彼らと自分の役割が違うということを知らず、未熟さゆえに想像することが出来なかっただけでした。自分自身の役割はそうじゃない、という態度を毅然ととるだけで良かったんですね。
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当時、バンドに加入してすぐのケンゴ君が大人の言うことに対してこんなことを言っていました。
「なんでツェッペリンの影響受けてるやつらは褒められて、ART-SCHOOLの影響受けてる祐介はけなされるんだろう。ツマンネー。」
この言葉にすごく救われたことを思い出します。そこがそういう場所だと思えば、大人の言うこともわかったのかもしれません。(まあそれでも、曲作れって言われて作りはしなかったでしょう。言われなくてもいつも作っているから。)
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生きるということは模倣に次ぐ模倣によってより豊かになる。親の真似、先生の真似、友人の真似、関わる全てに影響を受ける。いつしか模倣した対象を忘れ、その意味は変わっていくのだと思う。模倣する対象を意識的に選び、真似したことを喜んだり、悲しんだりするのが生き方。
という考え方も出来ます。
(僕はアークティックモンキーズとミイラズだったらミイラズの方がかっこいいと感じるんです。そんなものなんです。)
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ちなみに、僕はART-SCHOOLに影響を受けた自分を誇りに思っています。dip、blgtz、スミスやキュアー、バウハウスやエコバニ、、、数えきれませんがどれも同様です。
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明日は新代田で311の振替公演。駅前の横断歩道、信号を守ってね、スイミングスクールの子供が真似したら大変だからさ。赤信号?もちろん進めでしょ?
小林祐介
胡蝶の夢2011/04/17
Aliasを聴きながらこれを書いています。
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ここ最近はずっとレコーディングに向けての作業をしています。アレンジを詰めたり、歌詞を書いたり、その他諸々新しい作品に関係するやるべきことが山ほどある中で、一人で作品に関係のない曲を量産し続けてしまうループにはまっています。やりたいことと、やるべきことをきちんと区別しなければ。
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「やりたいことをやっていて偉い」と人に言われることが多いけれど、そんなことはないでしょう。やりたいこととやるべきことそれぞれに対しての、自身のとるべき態度を知っている人、そしてそれを実行する人が素敵だよ。
つまりそういう人は、やりたくないことも、やるべきでないことも、知っている。自分は誰で、どこにいるかを知っている。子供はそれを知らない。僕も知らなかった。というか今も迷うことが多い。
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子供の頃に、やるべきこと、やりたいこと、やってもいいこと、やらなくてもいいこと、やりたくないこと、やるべきでないこと、という区別が人の数だけあるということを外の大人達は教えてくれなかった。と、僕は思っていたけれどそうではなかった。僕が学び取れなかっただけだった。(以前書いたことと似ているけれど、教えてもらうことと、学び取ることは、全然別。)
思うのは、いまの自分の価値観の基盤になっている両親の教えと、社会(生まれてから今に至るまで)とのギャップに翻弄され過ぎたのかもしれない。だから楽しいんだね。
優しく真面目な母、スピード狂プログレ出身メンタルパンクスの父に感謝。
小林祐介
荒城の月2011/04/14
小児全速2011/04/07
久しぶりに吉祥寺へ。レビーブレイクスを観に行ってきた。かっこいいステージだった。楽しかった。
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レビー豊島くんも、昆虫キッズ高橋くんも、とある広告業界の風雲児(通院中)も、会う度に「最近何聴いてる?」と聞いてくる気がするが、その言い方がとてもさりげなく自然なので、僕は嬉しくなる。音楽をやっていても意外とこういう話を楽しそうにする友人が少ないからね。
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そういえば以前、とある回転寿司のお店の前を通りかかった時に、女子高生がひとりで会計を済ませ、帰るのを見たことがあった。ほぅ、と立ち止まって見入ってしまった。何を何皿食べたのだろうか。その白魚のような手で、わらわらと流れいく皿をひょいひょいとピックアップし、むんずと寿司をつまむやいなや、その優美な仕草をもってしてそれを口へ運んだのだろうか。あるいは歳の割に大人びたその口調で「〆鯖とサーモン」などと、直に注文し、こだわりの雅なマイ箸をもってして、寿司の形を崩さぬよう慎重にことを運んだのだろうか。どちらにしても、素敵なものを見た気がした。もし僕がそのお店の寿司職人として働いていたら、にこやかに平目の縁側を勧めてやるのに、、わさびを念入りに鮫皮でおろすのに、、コースをあら汁でいっぱいにしてやるのに、、、そしてこう言うんだ「全部きみのあら汁だよ」ト。「きみだけのメリーゴーラウンドだよ」ト。
とりあえず僕がわさびを食べられないことは秘密にしておこう。泣く度に「わさびが目にしみて…」なんて言うのも、これっきりさ。
小林祐介
リコシェ号2011/04/06
僕はきれいなもの、美しいものが好きだ。きれいな人も好きだし、美しい言葉も好きだ。それを見ようと目を凝らすのも好きだし、直視し過ぎて目眩を起こすのも好きだ。しかし、何が一番大事かというと、「美しい」とは何かだ。それはきっと「もの」と自分の「繋がり」の中にある。美しさは「もの」に内包されない。そうでないと、僕たちは皆、同じものを同じように美しいと認識できなければならないはずだから。
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手頃なMTRの購入を考えている方は、ZOOMのR16がおすすめ。8トラック同時録音ができるので、バンドの一発録りにも使えるよ。
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自分の誠実さ、勤勉さ、忍耐の強さを誰かにアピールしたい方は、今すぐ自然薯を掘りにいくといいよ。
小林祐介
ギタイ2011/04/03
「そこから情報を取捨選択」するのは大事だけれど、そこに本当のことがある保証は無い。誰かの意志によって検閲が行われているのなら尚のことだ。嘘の種類を真剣な顔で品定めして暇を潰せても、今は何の役にも立たない。信頼のおけるような身振りの嘘、信用ならない口調の真実。。。
不安で仕方が無い、というよりは、備えるための備えすらない今の状況に苛々してしまう。僕はいま、自分の身体やそれにまつわる未来をどう守れば良いのかが本当にわからない。
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ある側面から物事を見ると、ミュージシャンの善意は一部では免罪符のような形で浸透してしまったように思える。まるで結果も原因も無かったかのように。結果的に、それが災害への手助けになっていれば、誰かに偽善と言われても何でもいいじゃないか。自分がそれを選んだのならそれでいいじゃないか。何かの役に立つ、誰かの為になるのはとても素晴らしいことじゃないか。善意からくる行動を結果的に免罪符たらしめるのは本人の脆弱さからくる「自身を全うすることへの後ろめたさ」だ。堂々としていればいいのに。自分にしかできない自分の表現に誇りや尊厳があるのなら、自身の後ろめたさでそれを汚すべきではない。きつく強く抱きしめるべきだ。
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信じることと、疑わないことは違う。疑うということを知らないと何も信じることは出来ない、それは「状態」ではなく、能動的な「行為」。同様に、平和ボケと前向きな姿勢は違う。
小林祐介





