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2010/06/18

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ドミノの夜明け2010/06/16

広大な土地で、一人の男がドミノを並べていた。いつのまにか足の踏み場がなくなり、まったく身動きが取れなくなってしまった。
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助けはこない、一生このままかもしれない、そんな不安に支配された。
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そんな時、どこからか声が聞こえた。「駆け出せ、全てなぎ倒せ、ただのプラスチックの欠片だ。」
彼はこれまで感じたことの無いような背徳感と、興奮を覚えながら一目散に走り出した。ドミノは地平の果てまで広がっていった。
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後に、世界中のドミノ部は一人の男によってもたらされたカタストロフに恐れおののき、今後はそう簡単には倒れないドミノを使おう、と決めたのである。
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現代に生きる私たちには考えられないことですが、昔のドミノは押せば倒れるようなデザインだったようです。
ドミノさんが転んだ、という遊びがその名残として現代にまで残されています。
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こないだドミノピザのデリバリーを頼みました。

小林祐介

勝因?斜陽2010/06/10

音が、言葉がどこに属しているのかを考えた時の。
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そして僕が属すところの。ほんとうに?

小林祐介

am2:24の手記2010/06/07

さて夏である。今朝僕は床で目覚めた。床で寝た覚えは無いのだが、寝ぼけてベッドから落ちたのではないはずだ。その証拠に僕はキチンと枕に頭を落ち着け、毛布を被っていた、床デ。たまたまその記憶がないだけデ。

毎年この現象が起きると夏だなと思う。
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Björkの「Vespertine」を聴きながら睡魔の襲来を待ちこがれているけれど、逆に気分が高揚してしまいこれを書いている。こういう時は普段退屈だなと感じている音楽でさえ(Björkは大好きです)新たな発見や触発が在ると同時に、☆を喰らったマリオよろしく、タイムリミット付きの全能感に包まれる。こういう時に誰かと言葉を交わしたくなるけれど、この際「誰か」とは正確には「誰かの中の自分」であろう。
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こういった「文章を人に見られることを前提に書く行為」は、躁状態で拡がっていく意識の中で、ひとつの人格としての自分を繋ぎ止めているような気分になる、今夜のような場合には。
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誰でも、見ると落ち着くものや、聴くと不安になる音や、食べると涙が出る鮎の天ぷらのようなものがあると思う。

(以前もどこかで書いたような気がするけれど) 僕はテレビがついていると気持ちが落ち着く。番組の内容などは特に関係ない。一番落ち着くのはノイズ(砂嵐)である。
余談として。そのノイズをテレビに可能な限り近づいて眺めると、海の光の反射のように見えるよ。水平線近くで光が波にあわせてキラキラ光る様子。いかんせん目に悪いだろうからサングラスをお勧めするよ。昔、気持ちよさにかまけて長時間やっていて気分が悪くなったことがある。
昔のテレビと違って最近のテレビではザーという音は出なくなっているようで少し物足りない。

ちなみに、デジタル放送では砂嵐は見れないようなのだ。必要がないとはいえ、これは寂しい。というような人は全国に何人もいることでしょう。砂嵐を見るとアッパーな気分になる人や、欲情する人や、多幸感に包まれる人。砂嵐のためにアナログのテレビを持ち続けるのもいいが、良質な砂嵐(何を持って良質なのかはさておき)を集めたDVDなどが発売にならないだろうか。あ、そういうの昔見たわ、呪いのビデオ。
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他に気分が落ち着く音は、秒針の進む音や心臓の音などがある。
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小林祐介

てんとう虫の産婆2010/06/06

8月に出る昆虫キッズの新譜を聴いている。高橋くんの歌詞が本当に好きだな、と思う。

小林祐介

Dm72010/06/05

というコードを覚えた。

小林祐介

2010/06/04

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ケンゴ

小林祐介

★★★☆☆2010/06/02

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小林祐介

紅茶2010/05/31

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昨日、ROCKS TOKYOというイベントに行った。薄着すぎたため唇を紫に染め、歯をカチカチいわせてところ、UKP遠藤さんが上着を貸してくれ、あったかいレモネード(素晴らしく美味しかった)をご馳走してくれた。大人の男の包容力という言葉を辞書で調べたら「遠藤」と出てくるであろう。感謝。

いろんなアーティストを観たけれど、BOOM BOOM SATELLITES は圧巻だった。そして2人とも男前だった。男前という職業。触発。
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あたりまえのことだと僕は思うけれど「言葉そのもの」はそれ以上でもそれ以下でもない。想像力のトリガー、意味の爆発、それらはあくまで「言葉」以降の出来事だからだ。「赤」という言葉が色覚で捉えるそれそのものではないように、言葉は物事への触手として、態度として在る。

ということを言葉で表現していてもズレていく。言葉という発明、発明という言葉、言葉という言葉。

小林祐介

近影2010/05/30

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全部僕です。

小林祐介

四度目の盲目2010/05/28

Queのライブを観てくれた方へ、どうもありがとう。
サポートしてくれた純平さん、誘ってくれたKARENの皆さんにも感謝。
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薬なしではまともにライブが出来ないようなこの状況に、正直うんざりする。
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アチコさんも、コトリンゴさんも、本当に素敵な女性で、歌声を聴きながら夜に耽っていました。

小林祐介

欲望は山脈を越えて2010/05/27

仕事仲間であり友人でもある男から託された赤いギターを弾いています、気に入っているよ君の音。
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急遽ソロでのライブが決まりました。KARENの企画に参加します、光栄なことです。

10/05/28(金)下北沢 CLUB Que
KAREN Presents 「mo-u moku”vol.4″」
〈OPEN / START〉18:30 / 19:00
〈ADV / DOOR〉2800円 / 3300円+1DRINK
w / KAREN / コトリンゴ / DJ:KAOSSILATORS(アヒト・イナザワ)

●一般発売『プレイガイド』…発売中
・チケットぴあ(Pコード:104-296) http://www.pia.co.jp/
・ローソンチケット(Lコード:79367)http://l-tike.com/
・イープラス http://eplus.jp/
・下北沢 CLUB Que 店頭販売
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The Levee Breaksの伊藤純平氏を迎えて演奏します。楽しみです。
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UNKLEの「Psyence Fiction」を聴いています。素材としての音を粋に構築できるアダルトな職人です。新譜がよさそうなので近々購入予定です。
新譜と言えば、LCD SOUNDSYSTEMが出しましたね、これも良さそうなので買います。

先日sleepy.abのシングルのサンプルを頂きました。最高です。

小林祐介

違う人みたい2010/05/24

赤坂ブリッツ、大阪城野音のライブを観てくれた方へ、Misstopiaに関わってくれた方へ、どうもありがとう。
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金髪野郎は薬漬け。ここ1ヶ月に服用した分の副作用でしょうか、羽が生えてきました。明日から飛ぶ練習です。
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小林祐介

4日間の軌跡2010/05/18

札幌のライブを観に来てくれた方へ、どうもありがとう。
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Misstopiaにまつわるツアーは、21日の赤坂ブリッツを残すばかりだ。
僕も、あなたも自分の心に会いに。
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小林祐介

キューティクルドリーム2010/05/16

新潟、仙台、野音のライブを観てくれた方へ、どうもありがとう。
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アート10周年野音を終えて帰宅。アート、すごく素敵なライブだったな、最初から最後まで感じ入ってしまった。この日に同じステージに立てたことが、僕は本当に嬉しく、光栄に思う。
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明日は札幌でギグ。飛行機に乗っていくよ。
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髪の毛がリカちゃん人形のような手触りで、限りなくアナーキーである。日頃のケアを全くもって怠っているツケ、だろうか。

対策案
•放っておく
•髪の痛んだ部分を切る
•リカちゃん人形になりきる
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あらゆる側面から考えた結果、「放っておかれたリカちゃん人形になりきり、髪の傷んだ部分を切る」のが、最善の処置のように思われたので、いますぐ実行しようと思う。

さぁ、僕を放っておいてくれ。
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小林祐介

トレント•レズナーの瞼2010/05/11

久しぶりにNine Inch Nailsを聴いている。20歳のころ「The Downward Spiral」と「The Fragile」というアルバムが好きで、宅録をしながらよく聴いていたのを思い出す。
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小林祐介

ヘッドフォンゴースト2010/05/10

tobaccojuiceのヘッドフォンゴーストという曲を聴いている。胸がふるえている。「HEADPHONE GHOST」という作品に収録されているよ。頂いた新譜「どこまでも行けるさ」をここ最近よく聴いていて、共演した夜を思い出しながら感じ入っていたのだが、「HEADPHONE GHOST」もまた素晴らしい作品。過去のCDを揃えようかな。
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次は新潟でギグ、共演は「mudy no the 昨晩」と「Qomolangma Tomato」。
チケット代+1ステロイド¥500の日だからそのつもりでね、新潟に塩湖を作ろうよ。
JUNK BOX mini is NOT miniくらいの気持ちでさ。

その次は仙台MACANAでギグ。マカナだけに、マサカのマナカナと共演。くらいの気持ちで眼帯代わりに牛タンつけておいで。それがモラルってもんですよ。
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今朝、僕は通勤途中に女性と口論になった。おそらく20代前半であろう、いかにも気が強そうで自尊心の塊のような吉高 由里子似の美女であった。自分が美しいということを知っていて、愛する人にさえぞんざいな扱いをすることを何とも思っていないような女。嘘っぽいアヒル口を浮かべた女。すね以下、くるぶし以上の丈の靴下とブーツを着用している女。どれもこれも、素晴らしく好みだった。(ちなみに、まったくの正反対の女性だったらどうか、という質問に答えるとしたら「素晴らしく好みだ」と答えるであろう。)

話を戻そう、今朝僕は都営大江戸線に乗りながら、CDウォークマンをもってしてマイブラッディバレンタインをごく小音で聴いていた。作品は世界の名盤「Loveless」である。なぜ小音かというと、以前僕が大音量の音漏れを初老の紳士に注意された時に、そのまま彼が僕のバンドに加入してしまうという出来事があったからだ。逆らえなかった、悪いのは僕だったから。(いまではまるで20代のような見た目になり、畳一枚分ほどのエフェクターを二日酔いに起因する千鳥足で巧妙に操りながら、肥大した自意識とガムテープまみれのギターを振り回している。そして電車において、どんなに空席があろうとも彼は優先席を選ぶ。いや優先席に選ばれたのである、優先的に。)

話を戻そう、マイブラッディバレンタインの世界的名盤「Loveless」をごく小音で聴いていた僕に、一人の美女が声をかけてきた。
「それマイブラでしょう、なんでそんな小さな音で聴いているのよ」と女は言った。
僕はその時、彼女が何を言っているのかが聞き取れなかったので、深い慈愛と厳しさに満ちた菩薩のような表情を浮かべながら言った。
「栃木発ボリビア経由、対韓流音楽の最終兵器の新作、いかがかね」
次の瞬間、雷鳴のような音とともに僕は床に崩れ落ちた。何が起こったのかはわからなかったが、とにかく「ヤバい」ということはわかった。視線を上げると、まるでパナップのCMに出演している吉高 由里子のような表情を浮かべた女がこっちを見ていた。
あぁ、きっと僕はこの女にどつき回されたんだな、悪くないじゃないか。そう思ったのもつかの間、以前僕を改心させた初老の紳士がカウントをとりはじめている。
「ワーンッ!ツー!スリー!フォー!」
僕は、慌てて立ち上がり、まだやれる、まだやれるさ、ほら、ファイティングポーズ。と必死にアピールをしたが、紳士は優しく首をふり、カウントを止めようとしない。
「セブーンッ!エーイトッ!ナーインッ!」紳士の眼光が鋭くなる。
南無三、僕は心のなかで唱え、これまでの日々を思い出した。イジメ、ボクシングとの出会い、初めての勝利、過酷な減量、愛する妻、海の向こうで僕を待っているライバル。最後の力を振り絞り僕は叫んだ。
「やれます!」
「テーンッ!!!」初老の紳士は声高らかに叫んだ。彼はまるで過激な爆発のシーンをくぐり抜けた後のランボーのようだった。
僕は呆然と立ち尽くしてしまった。小谷美紗子さんの「こんな風にして終わるもの」という曲を思い出した。僕は負けたんだ。試合前の僕はあっけなく損なわれてしまった。内股で膝から崩れ落ちた自分がガラスに映る。まるでシド•ヴィシャス、だな。と僕は自身を嗜めた。
そして次の瞬間、試合終了のゴングを待つ僕の耳に思いもよらぬものが飛び込んできた。
「イレブーンッ!トウェルーブッ!サーティーンッ!」ランボーは変わらぬ表情でカウントを続けている。おそらく、彼自身のために。


そんなことがあって、僕はその女性とその後口論になった。後に靴下とブーツの丈を褒めて和解を図った。もう一度どつかれたが、そこには何事にも勝る達成感があった。僕の心にはマイブラの「What You Want」が流れていた。小音で。
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中略の文字は見えなくなっています。

小林祐介

am 4:08の手記2010/05/09

rimg0519

自分の心臓の音がうるさくて眠れないので、音楽の話でも。
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名古屋と大阪でBGMとして流していたのはThe Cureのベスト盤です。もし、それがきっかけでキュアーを気に入った方がいたら嬉しいです。(気に入る「必要」はないですよ)
個人的におすすめなのは(正直に言うと全ての作品なのですが)、「Kiss Me, Kiss Me, Kiss Me」というアルバムです。珠玉の名曲、Just Like Heavenが入っています。僕のキュアーとの出会いはこの作品なので思い入れが強く、ものすごく影響を受けています。
そして「Disintegration」という作品もまたおすすめです。Pictures of YouやLove Songなどの有名な曲も素晴らしいのですが、M-1のPlainsongのイントロで僕は溶けました。幽玄の美とはまさにこのことではないでしょうか。キュアーとはまさに幽玄の美ではないでしょうか。

最近のキュアーは2008年の作品、「4:13 Dream」が最新アルバムなのですが、これもまた甘美な光彩を放っているような名曲The Only Oneを初め、素晴らしい作品なので、是非。

僕の中で、どの作品に関しても共通して言えるのは、ジャケットが秀逸だということです。
「Seventeen Seconds」「Pornography」「Faith」などのアブストラクトなデザインも然ることながら、
「Bloodflowers」のロバート•スミス(キュアーのボーカル)の表情と髪の毛の濡れ具合が。。
キュアーについて書くときりがないのでまた今度。
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自分の身体のことをずっと考えている。
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女性の胸の谷間が、ムーミン谷のモデルであろう。

小林祐介

*}`2010/05/09

名古屋、大阪のライブを観に来てくれた方へ、どうもありがとう。

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いまはホテルでこれを書いている。

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名古屋でボリビアの紙幣をくれた方がいた。ありがとう。すごく嬉しいよ、大事にするよ。

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ライブ後のオフショット。メロンソーダとチリドッグ。

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小林祐介

find a pilica2010/05/06

7日に名古屋CLUB QUATTROで会おうよ。名古屋をボリビアにしようよ。

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小林祐介