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2011/11/07

そら似2011/11/02

また数人の友人が騙されましたが、前回の記事に載せた動画は私ではありません。
以前にも書きましたが、台湾のgreen!eyesというバンドです。使っているギターも、色まで同じなので(あの赤いピックガードのジャズマスターは現行品では見ないですね)妙な親近感を感じているのです。曲もかっこいいです。
以前、台湾の透明雑誌というバンドの通訳をされている方にも「green!eyesのボーカルに似ている」と言われたりしました。いつか会ってみたいなー。
他に台湾だと、Boyz & Girlというバンドもおすすめです。あと、韓国の장기하와 얼굴들(チャン・ギハと顔たち)というバンドもRoxy Musicのようで素敵です。
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自分が知らないだけでおもしろいもの(音楽に限らず)は世の中にたくさんあるんだな、と思います。いつでも。
良くない意味での島国根性は、いま自分の目の前にある「世間」の有り様を「世界」の全てだと錯覚させてしまうのかもしれません。想像力って大事ですね。
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いま、札幌のホテルでこれを書いています。まだ息は白くないです。

小林祐介

ソラニ2011/10/30

小林祐介

白い地平を見に行こう。2011/10/27

精神的にも、肉体的にも、行ったことがない場所、見たことがない景色、食べたことのない物、聴いたことのない音、知覚したことのない物、つまりは知らないことばかりが、在る。可能性しかない、知的好奇心に限界はない、どこにいても、誰といても。明日の分の朝日を見た者はまだこの世にはいない。
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11月のワンマンのことを考えていたら、ボーッとそんなことを考えました。明日はゲネプロ(通しリハーサルのことです)。
実は我々、東京、名古屋、大阪以外では初のワンマン公演を行うのです。僕にとってこれはとても喜ばしいことです。
札幌Sound Lab mole
仙台enn 2nd
新潟CLUB RIVERST
福岡DRUM SON
広島ナミキジャンクション
こうして会場名を並べ「その日」のことを想像しては、期待に胸を膨らませているわけです。(そういえば、こないだ幼い娘の胸が大きくなってきたことを、何とも言えない表情で語るおじさんがいたなあ。一緒にオフロがどうとか。ああ僕も娘が欲しい。いや、いっそのこと孫が欲しいです。)
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TOMOEツアーを経験してひしと感じたことがあります。その夜にきちんとオチをつけることの重要さ、についてです。自覚的かどうかはさておき、毎晩トリのバンドはきちんとそれを全うしていたように思えます。先に演奏をしたバンドが作った物を(どのような形であれ)更新していき、最終的なステージの姿や、その夜を引き受ける。

ワンマンでは、それを全て、最初から最後まで自分の手で行うことが出来る。起こる全てを自分のせいに出来る。全う出来る役割、ついてまわる責任全てが、僕を高揚させます。どうぞハードルを高くお持ちくださいませ。(棒高跳びを棒なしでやれ、というのとは違います。それはただの無茶振りです。戦意を喪失しかねない太刀打ちしようのなさを味わうにはぴったりですが。余談ですが、障害物競走、障害物抜き。というのは虚無感、空虚感を味わうに適している競技かなといま思いつきました。)
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寒くなってきましたね。衣服の調節(主に厚着に関しては)に余念がない僕としては、腕がなる、とでも言いましょうか、早く息の白くなるような日が来ないかな、と思っています。11月はそうなっているでしょうか。

小林祐介

two2011/10/25

家に、美味しんぼ88巻「器対決!」が2冊ありました。
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川本真琴さんの1stも2枚ありました。

小林祐介

美味しいお蕎麦屋さん2011/10/23

解散してしまいましたが、syrup16gというバンドをあなたはご存知でしょうか。素晴らしいのです。
僕がsyrup16gをきちんと聴いたのはつい何ヶ月か前のことで(レコーディング終盤あたりに、マネージャーにボックスセットを貸していただきました)、歌詞、歌声、そして何より楽曲の良さに驚き、それからしばらくはシロップ漬けの日々でした。とても前向きで、そして何よりシリアスな気持ちになりました。
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ex.人間という曲のラスト

今度来るとき電話して
美味しいお蕎麦屋さん
見つけたから
今度行こう

というくだりで、僕は涙しました。
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これまでどうしてsyrup16gを聴いてこなかったのか、これといった理由は特に無いのですが、もっとライブを観に行きたかった、と本当に思います。
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実は数年前、我々がまだ作品を全国流通していない頃に、syrup16gと共演したことがあります。
serial TV dramaも一緒で、会場はSHIBUYA-AXでした。舞台袖から見える観客の多さに鳥肌がたったのをよく憶えています。興奮と「ここにいる人達のほとんどは自分達を観に来たわけではない。」という感情が混ざり合い、未熟な自分はニヒルな態度をとることに終止してしまったような記憶があります。「ステージに立つ」ということの意味を知らない阿呆だったのです。
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笑顔は素敵だな、と僕は想います。
人はどんな時に笑うのでしょうか。楽しいとき、嬉しいとき、困ったとき、誰かを差別するとき、馬鹿にするとき、、、

音楽に人格はありませんが、それはいろんな時代に、いろんな所で、いろんなものに加担してきました。商業に、政治に、戦争に、犯罪に、生活に、恋に加担してきました。

僕は精神的な、肉体的な豊かさに価値を置きます。どんな時に笑い、どんなものに加担するかを、意識的に選びます。

あなたにとって、僕の音楽が「豊かさ」の理由でなくてもいい。僕の音楽に触れた後に、あなたの周りの風景が違って見えたりして、そこで笑顔になるような何かに出会えたら、僕はその「きっかけ」になれたことをとても嬉しく思うのです。

僕にとってART-SCHOOLやdip、スミスやキュアーはそうだったからです。あげるときりがないけれど。。
いまの僕にとってはsyrup16gもそういう音楽です。
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さて秋か。
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何年か経ち、我々は11月26日にSHIBUYA-AXにてワンマンをすることになっています。(何事も無ければ。)
syrup16gではなく、THE NOVEMBERSというバンドを観に来る人が多いと思われます。自分も、その日に会う人も元気だったらいいな、と思っています。僕はあの日の自分に会いにいくような気持ちもあります。ニヒル小僧に格の違いを見せつけてやろうと思っています。

小林祐介

悩み多き年頃2011/10/19

私、実は大変煩わしい体質をしておりまして、世に言う光過敏症というものなのでしょうか、日光に長くあたると肌がかぶれるんですね。(特に顔の皮膚が薄い部分)
子供の頃はそんなことは無かったのはずなのですが、ここ2、3年で自分のそのような傾向に気付きました。なので、一年中低刺激の日焼け止めを塗っています。実に面倒くさいです。アレルギーや不眠も関係しているとは思いますが、ツアーなどによって環境が変わってもすぐに肌が荒れてしまいます。本当にげんなりします。

いろいろと日焼け止めを試してきましたが、アトピタのベビー保湿UVクリームというものや、ファンケルの日焼け止めは相性がいいようです。物によっては、日焼け止めのせいでかぶれてしまったこともありました。本末転倒。
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ということを書いたのも、時間に余裕が無く日焼け止めを塗らないまま外出してしまったために、かぶれてしまったからです。ようやく治りかけていたのですが。。
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これに頼るのは然るべきタイミングと、いささかの覚悟が必要ですが、アレックスガンダムになったつもりで堂々と被るのもまた一興かな、と。

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今年夏フェスに出なかったのは日差しを避けてのことではありません、あしからず。

小林祐介

あの家に帰ろう2011/10/18

おかげさまでTOMOEツアーが一段落。共演したPeople In The Box、tacicaに拍手を!

これからは11月の自分達のワンマンに向けての作業が始まります。
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僕にしか出来ないことがあることを、僕は知っています。あなたにしか出来ないことがあることも僕は知っています。それを思うと、僕は楽しくて仕方がありません。しかしそれには条件があります。僕が僕を選びとり、あなたがあなたを選びとることです。
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僕宛に自分の曲の音源を渡してくれた方へ、どうもありがとう。直接お礼を言えなかったので書きました。ちゃんと聴きます。
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小林祐介

am3:42の手記2011/10/10

慢性的な不眠により、夜の続きです。ホテルのロビーにPCでこれを書いています。
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people in the box、tacicaと共に、TOMOE。
ステージで僕が僕のやり方でTHE NOVEMBERSを全うするように、people in the boxはpeople in the boxを、tacicaはtacicaを全うしている。同志だと思える。

そんな人達と出会えるのは、本当に素敵なことだな。
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僕はライブを観てくれた人に対して、ここで「ありがとう」と書かないようになった。本当のことならステージで伝えればいいと考えたからだ。その人と、自分の目が合っているうちに言いたい。昔は「ありがとう」なんて少しも思っていなかったんだな、きっと。
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小林祐介

僕たち三つ巴2011/09/09

毎日何事にも「これが最後かもしれない」と思いながら行動しています。病的な気持ちにはならず、むしろスカッとしています。楽しいことを「これが最後かもしれない」と思うと、惜しみない気持ちで一層楽しもうと思うのです。

昔は、辛いことや悲しいことと目を合わせ過ぎると「これが一生続くかもしれない」という想いに駆られてしまいましたが、ある意味その通りなんだな、と再確認しました。
善悪の区別など無く、辛いことや悲しいこと、醜いものや汚いものはあちこちに溢れています。だから楽しいことは楽しいし、美しいものは美しいんですね。
パーティが楽しいのは、いつだって外が辛いことや悲しいことだらけだからです。「砂漠が美しいのはどこかに井戸をかくしてるからだよ。」という星の王子さまの言葉を思い出しました。
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というようなことを僕はtobaccojuiceから学びとったのです。いつかまたタバコのステージを観に行きたい。
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踊ろうぜ、遊ぼうぜ、楽しもうぜ、タバコジュース、ジュース、ジュース…

小林祐介

昨今のジャイアン不足2011/09/03

wwwi-roomscojp

小林祐介

大声を出したくなるときって2011/09/03

ない?

小林祐介

uuuuu2011/09/01

その神が弱い者を選び救うとしたら、僕たちはみな弱いフリを競い合わなければならなくなる。常に架空の被害者になりたがらなければいけない。嫌だな、そんなのは。

小林祐介

今日も生きたね2011/08/23

制作期間中に録りためたアイデアを整理している。僕が死んだらこれらの素材達から生まれるであろう曲達が、誰の元にも届かない。と考えると時間はとても足りないので、もっと研ぎすました作業をしないとな、と考える。僕はそれ以外の時間を、美しいものを観に行ったり、美味しいものを食べたり、楽しいことをしたり、会いたい人に会ったり、好きな人と一緒にいるためだけに使いたい。どれもふざけ半分では出来ない事だらけだ。無駄に出来る時間はなく、退屈で潰す暇も持たない。

小林祐介

holy2011/08/17

タワレコ渋谷店でのステージを終えkitaku。新譜だけのセットリストにしてみました。
いろんな人がいろんな気持ちでTHE NOVEMBERSの音楽に触れる。それぞれのきっかけ、それぞれの触れ方で。すごいね。
江戸あけみじゃないけれど、これからもお互い、自分の踊り方で踊ればいいんだよ。

小林祐介

To Two ( ) melt into holy2011/08/03

無事に新作の発売日を迎える事が出来ました。見届ける事が出来て本当にほっとしています。

家族や友人、仲間、この二作品に関わってくれた全ての方へ感謝します。
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少し前に書いたけれど、あなただけの為に聴いてもらえたら僕は嬉しいです。誰かの為でも、ましてや僕たちの為でもなく。
普段あなたがどのように音楽と寄り添っているかを僕は知りませんが、あなたに、あなたの為の心の豊かさがもたらされたら素敵だな、と考えています。
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僕は生きているし、これを読んでいるという事はあなたも生きている!よい一日を。

小林祐介

サイコホラーTシャツ2011/08/02

ディスクユニオン特典のTシャツ、こんな感じです。

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小林祐介

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Red Curb2011/07/29

レイ・ハラカミさんが亡くなった。
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本当に、なんの前触れも無く、心の準備も無く、命や日々の営みは失われたりする。
ミュージシャンや、有名人が相次いで亡くなると、「今年は〜な年だ」という言葉を耳にする。
きっとそんなことはない。いつだって、どこでだって命は生まれ、失われていく。本当にありふれている出来事だ。
だから誰かが「死ぬこと」には驚かない、全ての生き物に対して「いつか死ぬ」確信があるからだ。たまたま自分の知る「その人」だから、僕は驚く。全く慣れない。それが生の緊張というものだと思う。
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生を肯定し(自分で選び)、心や身体の豊かさ、健康であることに価値を置く人だけが、自分や、大事な人の死を本当の意味で悲しむことが出来ると僕は考える。それはとても真剣なことだ。生きる事は単なる生命活動の「状態」ではなく「行為」だと思う。誰もが死ぬが、誰もが死ぬ為に生まれてきたわけじゃない。
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大事な人に会ったらその人の豊かさを祈れる心でいたい。そしてそれは僕の考える僕なりの豊かさでしかないということも、わかっていたい。

小林祐介

cinema staff2011/07/28

cinema staffのツアーファイナルを観にクアトロへ行ってきた。長い時間彼らを観るのはとても久しぶりだったので、いろいろと感じ入ってしまった。
ベースの三島くんは、関わった全てへの感謝を口にしながら、「ここへは自分達の足で辿り着いた、自分達で掴みとったものだ。」という自信に満ちた表情をしていたように思える。その堂々とした姿が、彼らのステージをまた一段と眩しいものにするんだろうな。ステージにあがるっていうのは、そういうことだよな。素敵だったよみっしー。
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せっかく観たいライブを観に行ったので、真ん中で聴きたかったな。クアトロはPA卓前より少し右にずれたところが一番好みだ。僕は端で観ていたので、そういう音だった。ライブハウスによって音は違うし、聴く場所やお客さんの入り具合によっても音は全く変わってしまう。自分のギターの音が大きすぎたなと思うライブでも、場所によっては聴こえにくかったなんてことはZARAだ。

なんてことを書くのは、新曲をこれまでの曲と交えながらライブで演奏する為の試行錯誤の毎日だからである。
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二つの新作がもうすぐ発売される。みんなどんな顔をするだろうか。18歳くらいの自分が聴いたらきっと笑顔になるだろうな、ここからでも見えるような気がするよ。

小林祐介