[is a symbol of] love.2010/09/17
誰かの身体に、心に、即物的に触れる人の話を聞いて、とても悲しくなった。そして、そういった触れ方を望んでいる人の主観を全く無視した自分の一方的な思いこみがまた、僕自身を疲れさせる。
恋でも愛でもない、どこへも辿り着かない心や営み。それを、とても悲しいと思ってしまうのはやはり自分勝手なことだろうか。でもどこへも行きたくないという気持ちだけは、少しだけ、わかる。
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自分以外の人間に「心がある」ということを、知ってはいるけれどわかってはいない、という出来事。想像力の無い人は悲しい。喉元過ぎれば忘れるような感性は、いつだって臭い物に蓋的発想でやり過ごしてしまうのだろうか。好きな人があほだったりすることはあっても、馬鹿だったことは一度も無い。きっと、馬鹿はいつまでも馬鹿のままだ。
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美しいこと、愛おしいものにだけ目を向けて、それをきつく抱きしめようとすることは、とても力のいることだ。嫌でも目に、耳に、口に、皮膚に、入ってくるクソのような出来事。クソのせいで死ぬよりは、美しいことのために生きられる心を持ち続けたい。
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涼しくなってなんだか気分がいいよ。
小林祐介

