12月2012/12/09
あまりに慌ただしく毎日が過ぎ、久しぶりのブログになってしまいました。
TOWER RECORDS 渋谷店でのインストアの際に、メンバーそれぞれが最近聴いているCDについて話しました。
Godspeed You! Black Emperor「Allelujah! Don’t Bend! Ascend!」
Wild Nothing「Nocturne」
Velvet Underground のボックスセット
大貫妙子「SUNSHOWER」
TWIN SHADOW「Confess」
などだった気がします。参考までに。
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TOWER RECORDS 新宿店 インストアミニライブ(小林ソロ)終了。
今回は久しぶりにエレキギターで臨みましたが、ソロでの演奏形態やテーマは、まだまだ模索中。1人だからこそ出来ることをやれたらいいな。ちなみに、30分の持ち時間をなんと30分オーバーしてしまいました。スタッフの皆さんの笑顔に救われこそすれ、反省。でも、どの曲も歌えて嬉しかったです。
Setlist
1.sound check
2.Harem
3.Slogan
4.to here never come(dip cover)
5.human flow(dip cover / THE NOVEMBERS ver)
6.話して尊いその未来のことを(CHARA cover)
7.GIFT
8.Misstopia
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ご報告までに。私、本日入籍しました。実は、身内だけで9月頃に結婚式もしていました。
相手は、同じ町で育った人で、16歳の頃から一緒にいます。以前よりブログなどで「恋人」という言葉で登場してきた人です。
自分でも驚きですが、10代の頃の僕は「この人と結婚する事で、何か一つの物語が完結し、全てが解決する気がする」ようなことを考えていました。妄想ばかりで、想像力の足りない阿呆でした。実際に結婚をしてみて、これまでの自分と何かが変わったのかと言われたら、正直僕にはよくわかりません。
10年近く一緒にいるうちに、自分達が結婚することに「意味」や「役割」を見いだせない限りは、わざわざする必要はないような気さえしていました。
愛は誓うものではないし、約束するものでもない。保証しなければいけないようなもの、誓わなければいけないようなものは、そもそも愛ではないと僕は考えるからです。仮に、保証付きの愛などがあったらそれはあらかじめ欠陥品のように思えます。僕は恋人の事も家族の事も、心の底から愛していますが、それを何かに誓ったことはありません。必要ないからです。
「生きること」や「愛すること」は限りなく「状態に近い行為」「行為に近い状態」のように思えます。そんなもの他にあるでしょうか。(わからない)
話が逸れた。
いろいろとあって、結婚について思ったことがあります。
結婚は、周りにいる人達や、それを取り巻く環境に対して「私達はひとつの“家”をつくり、この社会に帰属する」と宣誓することなんだな、と僕は捉えました。「よろしくね」ってこと。もし自分達が人里離れた森などに住み、結婚式を挙げるなら、切り株かなんかの上で、木々や草花、動物達に宣誓するかもしれませんね。
ちなみに、ウトムヌカラという言葉は、アイヌ語で「互いを見つめあう」という意味であり、それは「結婚式」のことを指す言葉だそうです。「互いを見つめあう」ことを始まりに「同じものを見つめる」ことが増えていくのだと思います。人によっては子供だったり、社会だったり、生活だったり。
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子供の頃思いこんでいたような、メルヘンさやファンタジーさは全くありませんが、だからこそよかったと思いました。
よろしくね。
小林祐介