言葉でしか話さなくなった2012/08/10

久しぶりの更新になってしまいました。書きたいと思うことはたくさんあったのですが、毎日のやるべきこと、やりたいこと、やらなくてもいいけどやりたいこと、やりたくないけどやらなくてはいけないこと、などに精一杯でなかなか書けませんでした。

まとまらないので分けて書きます。
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「Moiré.3」を終えて

あの日、あの会場で、あの編成ならではのステージを作ることが出来てとても幸せでした。
たくさんの方の協力があり、いつもの4人では、ましてや僕1人では絶対に実現出来ないものだったと思います。
きっと1人では出来ないからわくわくするんですね。

観に来てくれた人の顔がよく見えた日でした。(髪をオールバックにしていたからかな。)

「Moiré」は現時点では東京でしか実現出来ていませんが、もっとたくさんの場所で、たくさんの素敵なことをしてみたい、と毎日思いながら僕は暮らしています。僕にとっても、あなたにとっても特別なことがしたい。
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UKFC on the Road 2012

BIGMAMA
[Champagne]
POLYSICS
the telephones

との共演。

どのバンドも1年前と変化していました。とても素敵なことに、僕にとってその変化は実に心が躍るようなものでした。

変わらない美学は確かにある。
(意志を持って)変わらない自分と、(意志の有無にかかわらず)変われない自分を引き受け、「今」を肯定する。

その逆もあるだろう。常に過去を引き受けながら、変わっていく自分の「今」を肯定する生き方。

僕自身について書くと、自覚的に変えたこと、自然と(何が自然なのかはわかりませんが)変わったことを含め、昔の自分とはずいぶんと変わったなと感じています。世界もずいぶん変わって見えますし、実際に変わり続けていますね。

どちらにしろ、誰がなんて言おうと「今」の自分や、自分のやっていることに対して誇りを持てている5バンドが集まったと僕は考えています。みんなすごいバンドなんだよ、本当に。
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現在(ひっそりと)レコーディング中の次回作について。

世の中何があるかわからないので「絶対に発表する」と宣言出来ないことは心苦しいのですが、発表するつもりで毎日作業をしています。これまでに作らなかったもの、作れなかったものを、作っています。
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現在(ひっそりと)レコーディング中の次回作の、さらに次回作について。

世の中何があるかわからないので「絶対に発表する」と宣言出来ないことは心苦しいのですが、上記のものとは全く別のものを作るつもりです。仮面ライダーシリーズで言うならば、アマゾン、でしょう。
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穏やかな毎日を大事にしながら、僕は、僕の心がどうにかなってしまうような瞬間を求めています。嬉しいとか、悲しいとかではなく(何と呼べばいいのかわかりませんが)自分の中から何かが溢れてしまいそうな、自分がめちゃくちゃになってしまいそうな瞬間。
中学生の頃、失恋の痛手から、誰か僕のことをめちゃくちゃにしてくれ、と身を棄てたような考え方を本気でしていましたが、それとも違う。
ケンゴくんがカラックスの映画について話す時に「走ってる」という表現を使います。映画を観た人ならわかるかもしれませんが。なんだかそれに近いような、いや、いざ言葉にすると違うような。

小林祐介