今日のフィクション2010/10/14
10/10/14
今日までにクイップに載せている漫画的なものを描き終わらせなければならない。
もちろん紙は白紙だ。構想?もちろん白紙だ。
いかに手を抜くかということばかりを考えている。これは仕事ではないからだ。
などとうつつをぬかしてはいられない、私の担当編集者、波野ノリスケ(某出版社勤務)がドアを叩かぬうちに原稿を描き上げなければ。
いかんせん、こうした片付けなければならないものが迫っているとき程、ついつい読みかけの本や作りかけのジグソーパズルなどに手を伸ばし時間を浪費させてしまうのは私の悪い癖だ。
その成果として、たったいま、20世紀が生んだ反逆のカリスマ、ケンゴ•マツモトのノン フィクション・ノベル「健吾伝」(無礼講出版)を読破したわけだが、これにインスパイアされた私は創作意欲に充ち満ち、いますぐにでも机に向かって原稿を描き終えてしまいたい衝動に駆られた。というわけで、読者よ私は作業に入る。
「この国の総理大臣は管、大統領は俺。」健吾伝より抜粋
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小林祐介

