トランスオレンジ特急2011/11/21

大阪、名古屋の公演を終えた。あとは東京のAXを残すのみ、8月からあっという間だったな。
______________________________


______________________________

よしき君に教えてもらった映像。「嬉し泣き」という名前がつく前の、ただ感情が溢れてしまった時のアノ。
いつか自分に子供が出来たら、こんな風に溢れる程愛したいな、と思うと同時に、自分をたくさん愛してくれた両親に感謝しています。
______________________________

子供の感情表現が未分化なのは、単純に経験値が少ないから。生まれたての赤ん坊は泣くか泣かないか、とすら言える。
未熟で、未発達で、無知で、無防備でいられるほど、この世は甘くない。時にそれらは「純粋さ」として崇められたり、美しいと言われたりする。そして子供は自分が未熟で、未発達で、無知で、無防備なことに気付かないものだ(僕は気付いていなかった)。そう考えると自分の未熟さ、未発達さ、無知さ、無防備さを知ることが大人への第一歩と言えるかもしれない。(ゴミの出し方や、オシャレ着洗いを知らないということを認識した私。41歳にして大人初級者。白帯です。)
______________________________

sleepy.ab、「Pain」の歌詞「短いとか儚いのが切なくてきれいだいう思い込みが、全てを神聖にしようとする」
昆虫キッズ、「裸足の兵隊」の歌詞「何か大きなものを見に行こう」
______________________________

未熟で、未発達で、無知で、無防備でいられるほど、この世は甘くない。自分の子供に「ここがきれいな場所よ」「これが美味しいものよ」「あなたもこれからそういうものを見つけていくのよ、楽しみね」と何の迷いもなく言えるような生き方をしたいなぁと思いつつ、そういう気持ちですらどこかで軋轢を生み誰かを傷つける世の不条理さよ。悪は争いを生まない。自分が悪だと思いながら、何かを争ったりしないと僕は思う。より良い世界を夢見ながら争う。
______________________________

なんて、窮屈ことをつらつら書いてしまいましたが、やはり楽しい気分が素敵ですね。BOOさんの映像をみてお開きにしましょう。

小林祐介