紅い自由皇帝2019/04/11

4月11日

今日はチームでミーティング。マネジメントの体制・運営についてや、今後のスケジュールなどについて話した。
2013年10月に独立してから、基本的に自分たちで舵を切って、たくさんの仲間に支えられながらやってきているけれど、実は当初のマネージャーが卒業したり、マネジメントの形態が変わったりと、まぁ、いろいろある。
これは良くも悪くもだけど、僕は「この先自分の生活がどうなるか」とかそういったビジョンを持つのが苦手、というか危機感が麻痺しているのか、
「あのアイデア、どうしようかな。主題を入れ替えてみようかな」とか「あそこのパート、思い切ってカットだな」とか考えてアレコレしているうちに時間が過ぎてしまい、ふと気付いたら新たな締切との格闘に没入している。しかも、何年も。
良くも悪くもって言ったけど、うん、良くないね、これ。多分、見落としてることとか、結構あるんですよ。
世に言われるオンとかオフがあまりない。常に仕事をしているともいえるし、常に好きに遊んでいるともいえる。

いざ、腰を据えてこの先のこととかを考えて1ミリも不安なことがないのか、とか言われると、あるに決まってる。
飯を食っていけるかどうか、とかそういった次元じゃなく、この世の中でいつまで正気でいられるか、まともでいられるか、
地球っていつまで保つんだろうとか、自分の子供たちが大人になるころ、いったい日本はどうなっちゃってるんだろう。とか。。

そんなことをしばらく考えていたはずなのに、またいつの間にか「たまってる曲のアイデアや試せていないコンセプトの行き場をどうするか。試しにあれとこれをくっつけて…」

とか考え始めてしまった。うーん。
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昔から、勉強も遊びも限られたものにしか集中力を発揮することができない。
つまらないけど、こなさなくちゃいけないもの(夏休みの宿題とかね)は、いかに楽をして、いかにクオリティを下げないか、というゲームだと思い込むことによって、なんとかやり切れた。ノートいっぱいに漢字練習とかをするやつに関しては、黒のカーボン紙とかを挟んで、1P書くだけで2P分やったことにしたりしてた(あとで担任にバレてさらに倍書かされたけど)。
小学校低学年の時は“好きな漢字”を自由に練習していいって宿題もあって「蔵馬」とか「飛影」とか「鴉」とかを延々と書いてた。

遊びといえば、小6以降ゲームとかほとんどやってないけど、それまでもRPGとかは一回もクリアできたことがない(兄がプレイしてるのを横で見てるのはなぜか好きだった)。主に格闘ゲームとかシューティングゲームが好きだった。
いま改めて思ったんだけど、やはり自分の美意識みたいなものの源流には冨樫漫画と、(FFシリーズの)天野喜孝があるなと思った。子供ながらに、恐ろしさや、デカダンスなものも含めた美しさ、儚さ、艶っぽさみたいなものに惹かれていたんだと思う。

あとは、プラモデル(低学年時はガンダム、高学年時はエヴァンゲリオン)とかミニ四駆。これは大変ハマってました。
ハマってたんだけど、プラモデルに関してはある日突然一切の興味をなくした(先日、インタビューでも話したんだけど)。
友達の家に遊びにいった時、自分の家にあるプラモデルと全く同じものが飾ってあることに気付くんですね(それまでに何度も目に入ってたけど、ある日突然、ハッとした、というか)。
そりゃ、説明書通り作って、それで完成とするならそうなるに決まってるんだけど、ショックだったわけです。
それまで“自分で作った”、“自分が作った”とすら思い込んでいたエヴァンゲリオンは、“BANDAI”が作ったものだったんだ!うわー!!

ってなった(その後、プラモデルの世界にもいろいろあって、改造したり、オリジナリティあふれる作品があることも知るんだけど、なぜか興味が引かれることはなかったな)。

その点、ミニ四駆は自分で色々改造したりしながら、他人と速さを競ったりする遊びだったので、かなり夢中になったな。
最初に買ったミニ四駆は“リバティエンペラー”。超かっこいい名前だ。自由皇帝って。
赤のフェラーリと似た色感のスプレーを父に選んでもらって、自分で染めたんだ。パーツを買ってきて、コースに合わせて改造したり、レースに参加したり、楽しかった。結局ミニ四駆も何年かで卒業するんだけど、ちょうど部活が忙しくなったり、音楽に夢中になったりした時期だった。

結局、曲を作ることも、子供の頃の遊びの延長な気がするな。聴くほどに、作るほどに可能性を感じて、飽きる暇がない。
こんなに長く夢中になれるものに出会えるとは思わなかったけど、なぜかいま急にプラモデルとかを作りたくなってきた。
真っ赤なスポーツカーみたいなやつ。
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よい夜を。

小林祐介