ワクワクするよね2014/09/07

涼しくなってきましたね。
ここ最近は、10/15発売の「Rhapsody in beauty」と、それに伴って始まるワンマンツアーの諸作業に終われる毎日です。
昨日、チケットの一般発売が始まりました。
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THE NOVEMBERS TOUR – Romancé –

10/17(Fri) Nagoya Club Quattro

10/19(Sun) Osaka Janus

11/7(Fri) Sapporo Colony

11/14(Fri) Fukuoka Drum-Be1

11/15(Sat) Hiroshima Cave-Be

11/24(Mon) Sendai enn 2nd

11/25(Tue) Niigata Club Riverst

11/28(Fri) Tokyo Studio Coast – Tour Final –

※全てワンマンライブ

各ライブの詳細はこちら

企画:THE NOVEMBERS / MERZ 制作:SMASH CORPORATION

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THE NOVEMBERSを始めて9年になりますが、実は僕にはこれまであまりバンドとしての目標らしい目標がありませんでした。
デビューしたことに関しても、元々は目標ではなかったし、今は無きAXでワンマンをやったり、フェスに出演したり、憧れの音楽家と共演したりしたことも、それらを自身の目標だと思った事はありませんでした(どれも、心の底から嬉しかったし、出来たらいいなとは思っていたけれど)。目標を持つ事が偉いなんて全く思わないし。

ただ激しく、素敵な音楽を聴きたい、美しいものを見たい、触れたい、いっそ作りたい、という個人的な欲望が僕の中にあるだけでした。(ああ、美しいものが好きだ、大好きだ。心から好きだ。誰かの為になってもならなくても、関係なく好きだ。なんでこんな気持ちがあるんだろう。)

それを考えると、本当に今日まで運が良かったなと思います。
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話を戻すと、来月からツアーが始まります。

今回のツアーは、僕達なりに初めて明確な目標を持った上での“チャレンジ”です。

「この世界、社会、シーンの中で、より沢山の人に自分たちの作品を届ける存在になる」という目標。
そしてそれを“態度”としても、表現していくこと。

より多く、沢山の人に聴いてもらいたい、という希望はこれまでも常にありましたが、それはあくまで“気分”のようなもので、目標というにはどこかボンヤリとしたものでした。
きっと「今日も生きたね」という曲を作り、対バンツアーで演奏して回った事で、僕たちは変わったのだと思います。

こういうことを言うのは野暮なのかもしれないけれど、
ファイナルの新木場STUDIO COASTの収容人数は、AXの2倍以上で、Zepp DiverCityより大きい。野音と同じくらい。わかる人にはわかるかな。それに、人が沢山入るだけじゃない。

ステージも大きい。

僕がこれまであまり大きな会場にこだわってこなかった理由の1つに、ライブハウスのような会場の臨場感に勝る(あるいはそれと同等の)“大きな会場ならではの表現”を想像出来なかったことが挙げられます。

スタジアム級アーティストのライブの中には、そこでしか味わえない壮大で深い世界観が味わえるものもある。ラルクのライブや、フジロックのヘッドライナーのライブを観たりすると、そのあまりの素晴らしさに、震えてしまう。
そんな感動を経て、改めてTHE NOVEMBERSはどこへ行きたいのか、どんなものになりたいのかを考えた時に、大きい会場で演奏をする自分たちを想像しました。(もちろん、小さなライブハウスでしか出来ない表現も僕には同等の価値がありますが)

THE NOVEMBERSが然るべき形で
小さなライブハウスでライブをする。
STUDIO COASTでライブをする。
国際フォーラムでライブをする。
武道館でライブをする
……

ワクワクする。
大袈裟な言い方になってしまうけれど、
こんな風になったら、僕達自身だけではなく、似たような境遇の音楽家達やそのシーン、これから出てくるであろう若手の、未来や環境、それをとりまく空気のようなものが変わる気がする。

無謀だと思われるかもしれないし、実際にそれをするのが僕達である必要はこれっぽっちもない。
でも、想像する事、それを態度として世の中に伝えていく事が、少なくとも自分たちの未来を明るくする事だと信じている。それ自体を僕のこれからの目標の一つにしたい。
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多くの人に支持されている音楽家の一例としてパッと思いつきで挙げる。
Arcade Fire、L’Arc-en-Ciel、サザンオールスターズ、EXILE、AKB48、SEKAI NO OWARI、嵐、きゃりーぱみゅぱみゅ…
彼らを、僕は心からすごいと思っている。いろんな人がなんとなく彼らを羨んでいるだろうし、恨んでいるだろうし、妬んでいるかもしれないけれど、僕はしない。する理由がない。それは、彼ら自身のやりたい事や、やるべき事を、彼ら自身のやり方でつかみ取っているだけだから。チーム全体で実現させている事実(100%じゃないかもしれないけれど)を、本当に尊敬するし、僕達自身もっと見習う部分がある。(だからさ、今日スタジオにいたおじさん、「なんであいつらが」じゃなくて「あいつらだから」だよ。お互い自分のことを気分よく頑張ろうぜ。)
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でも、僕らのやってる事だっていかしてるぜ。って話。

世の中には、こんな音楽もある、こんな楽しみ方もある、こんな在り方もある。ということ。

当たり前の事のようにあらゆる誤解や偏見にまみれながら、自分で選んだ道をどこまでも引き受けて、衒いなく、胸を張って、伝えていきたい。
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ちょうど10月で、僕達がUKPから独立して1年になります。MERZという屋号を構え、自分たちのやり方で、自分たちにとって意味/価値のあるモノを作り、色んな人に協力してもらいながら、それを沢山の人に届けてきました。
どこにいてもきっとそうであるように、良い事もあったし悪い事もありました。ただ、どんなに都合の悪い事があっても「これを選んで、ここへ来たのは自分なんだ」と思えることは、僕の心を健康にします。
それと同時に、自分一人の力の小ささを知れた事が、この一年で得た一番の財産のように思います。

メンバーやスタッフ、関わってくれる仲間、リスナーの一人一人、
お互い、いつまでも途中であることに変わりはないけれど
それぞれのよりよい未来を育んでいけたらなと思っています。

これからもTHE NOVEMBERSを宜しくお願いします。

よい日々を!

小林祐介