夢を抱かせるということは「自分にも手が届くかもしれない」と思わせる事では、決してないと思う。2011/05/15

レコーディングの日程は折り返し。空き日なのでここ2、3日で歌詞をまとめている。家にいると楽器に触って曲を作ったり、美味しんぼを読んだりしてしまうので、朝早くに出かけて外で作業している。喫茶店で紅茶を頼み、生姜を入れて飲んでいる。ちなみに一週間前から妹がうちに居候している。
___________________________

一人で行こうとした水族館はリニューアル工事の為休館だった。明治神宮を散歩した。
___________________________

夢を抱かせるということは「自分にも手が届くかもしれない」と思わせる事では、決してないと思う。焦がれる音楽も好きになった人も、僕に直視出来ないくらい眩しい夢を抱かせた。目眩がした。

僕の為に敷居を下げてくれたり、ハンデをくれるような態度は、僕を幻滅させる。夢に「〜の目線に合わせて」なんて全く必要ない。置き去りにした事すら気付かないくらいのスピードでいてよ。夢は夢らしく。
___________________________

若いこが自分の作品を僕にくれる時に「クソみたいなものですが」とか「ダメダメな曲ですが」とか、たまに言うんです。それ、やめた方がいいですよ。僕はクソにもダメなものにも興味ないんです。世間的にクソでダメなものでも、僕には宝物のように思えることは確かにあります。しかし自分で自分の作品を卑下しながら人に勧めるなんて失礼だし、みじめすぎます。謙遜なんてジョークだから成立するんでしょう?誰かに馬鹿にされたりなめられたりするのが恐いのでしょうか。確かにそれはおもしろくはないけれど、ステージに立つのならそこは問題じゃないですよ。

とある街に「自信作なんだ」という目をして僕に作品を手渡ししてくれる男の子がいます。そういう人が好きだな、僕は。
___________________________

極端な話をすると、夢は明日のことを想う事かもしれない。明日の為の夢。明日が来る保証は誰にもない。見込みがあるだけだ。

小林祐介